日焼け対策④体の中からケア! 日焼け後に食べるべきもの
最後は、日焼けケアに効く食べものです。管理栄養士の川村郁子さんによると、「日焼けした後は一種のやけど状態。そんな状況のまま放置しておくと、シミやシワ、タルミの原因になりかねません。でも食べものを少し意識するだけで、肌に栄養を与えられるんですよ」とのこと。
日焼けしたあとにこそ、積極的に摂りたい食品を教えてもらいました。
1.緑茶で手軽にビタミンCを摂取しよう

筆頭に上がったのが、やっぱり「ビタミンC」。「ビタミンCはメラニンの生成を抑えたり、コラーゲンの合成を助けるはたらきがあるので、日焼けした後は意識的にとってほしいんです」と川村さん。
特にお茶を選ぶ際には、玉露の緑茶を選ぶようにすると手軽にビタミンCをとることができるそう。
「緑茶(抽出液)は100gあたりビタミンCを約38mg含んでいるので、500gのペットボトルですとその5倍とることができるんですよ」
2.ビタミンEでシミ・ソバカス対策
抗酸化ビタミンであるビタミンEも、日焼け後、活性酸素が増えた状態のお肌にとって大事なのだとか。
「ビタミンEは新陳代謝を助ける働きがあるので、肌を潤しシミ・ソバカスの生成を予防する効果が期待できるんです」
ビタミンEは脂溶性のビタミンなので、脂質と一緒にとることで吸収がアップするそうで、おすすめの食材はアボカド、ほうれん草、カボチャ、ナッツ類など。
「また、たらこにもビタミンEが多く含まれるので、コンビニでランチを買うなら、たらこおにぎりやたらこパスタがいいですね。また、おやつにアーモンドを選ぶようにすると、手軽にビタミンEをとることができます」
3.肌のハリ・コシにはシステイン

システインは、美白系のサプリメントでよく目にする栄養素。聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
「メラニン色素の生成抑制効果が期待できますし、またコラーゲン合成や肌のハリ・コシにも関わっているので、日焼け後に是非とって欲しい」と川村さん。
システインをとるには、お肉、お魚、卵などタンパク質を多く含む食品を食べるといいそうで、また、ビタミンCと一緒に食べるとそのメラニン抑制効果は発揮されるのだとか。
「たとえば、サンドイッチを食べるなら野菜サンドよりもたまごサンドやツナサンドを選ぶ。そこにビタミンCが含まれる、キャベツサラダを添えたり、デザートにパイナップルを食べるといいのでは」
ビタミンCとE、そしてシステイン。普段から意識するのもよし、日焼け後の栄養補給として活用するのもよし。内側からの紫外線対策もぬかりなく!
【参考記事】⇒
日焼け後に食べるべき最強コンビニメニュー。飲み物一つで美肌になれる
<文/女子SPA!編集部>
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