疲れやすい、不眠、老け…実は女性ホルモンが減ったせいかも
なんとなくの不調、無視していませんか?
既婚・未婚に関わらず、忙しい毎日に追われていると、少し体調がおかしくても「自分が我慢すればいいや」で済ませてしまうこともありますよね……。そんな女性たちに向けて予防医学のアンファーが主催した、スタイリスト大草直子さん×Dクリニック東京 ウィメンズ院長の浜中聡子先生による「女性の#元気貯金セミナー」に行ってきました。
「不調を抱えながら生きている人は決して少なくありません。おおごとになってから『やっぱりダメだったか』『体力がもたなかったか』という人が多いですが、身体とか心がSOSを出しているうちに軌道修正していくことが大事です」と浜中先生。
疲れが取れない、眠れない、関節が痛い、そういった変化を「気のせい」「年のせい」「疲れのせい」で終わらせてしまっている人……要注意です。
「年のせいかなと半分諦めたり、自分で思い込んで勝手に放置しちゃっているような症状が、実は女性ホルモンの低下が原因であることは多いです」(浜中先生)
女性ホルモンは20代後半から減り始め、個人差はあるものの、30代後半からその影響が体に出始めるとのこと。不調を溜め込み、ストレスを抱え、ガタっと大きく落ちる前に、一度自分の状況を振り返ってみましょう。
ホルモンバランスの乱れと聞くと、ほてりや発汗を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? 実は、頭痛、むくみ、体脂肪増加など、細かく症状を見ていくと、年齢とともに誰でも何かしら当てはまるような症状ばかり。
前述の疲れやすい、不眠など、なんとなく加齢のせいかなと思ってしまう原因不明の不調が気になって、内科に行っても理由が分からず、症状がひどいと「精神科へ」なんてことを言われてしまう人も。ですが、実はホルモンバランスの乱れが原因であることは往々にしてあるようです。
また、ホルモンバランスは肌や髪などの外見にも関係してきます。たとえば、47歳の大草さんが「30代後半から圧倒的に変わったと思った」という髪も、30代から徐々にパサつき・うねり、白髪の増加、細毛、抜け毛、ボリュームの低下、そして薄毛といった髪悩みがどんどん現れてくるようになるんです。
仕事に家事に育児に、いまの女性って忙しいですよね。約20年前までは65.68%だった30~54歳の女性の有職率は、2018年には78.02%と約8割の人が何かしらの形で働いています(男女共同参画白書「女性の年齢階級別労働力率の推移」より)。
SOSが出ているうちに治療すべし
ホルモンバランスの乱れでこんな症状が出る
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