意中の同僚との焼肉デートで2回連続食中毒になった結果…
まさかの二度目の食あたりに…
何を言っても気を使わせてしまう
「もちろん欠勤理由はNにも知られてしまい、『本当にごめん』『申し訳ない』と謝罪のLINEが続々と。これ以上気を遣わせまいと、『私の体調の問題だから!』と返したら、『まだ体調よくなかったのに無理させてごめんね』と、余計気を遣わせてしまいました」
さすがに二回連続の食中毒は気まずすぎたのか、それ以降Nさんからの誘いはなし。
「そして、秋になって『そろそろ自分から誘おうかな』と思った矢先、Nが転勤となり不完全燃焼のまま2人の関係は終わってしまいました。こんなこと思ってもしょうがないけど、もし食中毒にならなかったら私たち今頃どうなってたんでしょうね……」
食中毒で人生が変わってしまったとしたら、あまりに無念。とにもかくにも、夏場の生焼け肉にはご用心です。
―シリーズ「夏に起きたトンデモ」エピソード―
<文/鈴木うみこ イラスト/ハラモエ> 1
2


