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ありがた迷惑?帰省先で友人に連れて行かれた“恐怖”のアウトドア施設は…

 帰省時に友人たちに受ける過剰な接待ってありませんか?  良かれと思ってしてくれている行為なのは百も承知だから、たとえ本心では「ありがた迷惑なんだけどな」と思っていても、口に出さずにいる人は多いものです。  今回、話を聞いた香川マリさん(仮名、45歳)も、行き過ぎた歓迎を受けて泣かされた一人。2年前の夏、久しぶりに息子を連れて帰省した際、連れて行かれたアスレチックパークで散々な目にあったそうです。
帰省先

画像はイメージです(以下同じ)

期待の眼差しを向けられ、やむを得ず……

「『目的地は内緒』と親友に連れて行かれた場所は、ハーネス(安全ベルト)を付けて木の間をターザンのように移動したり、高い所に張られたネットや丸太の上を歩いたりしてゴールを目指すツリートップアドベンチャーが楽しめる森の中の公園。到着して看板を見た瞬間、自分の目を疑いました」  実はマリさん、もともと高い場所が苦手で、絶叫マシンなんて死んでも乗りたくないというタイプ。そのことを大の親友が知らないはずもありませんでしたが、「だから内緒にしたの。知っていたらあんたは絶対来なかったでしょ」と言われたそう。 「なのにいざ申し込みをしようと受付に行くと、当の彼女は手首を怪我していて自分は参加できないと告げてきました。『子どもたちだけではやらせられないから、お願いね。やってみたら楽しいよ』とウィンクされた時には、鬼だと思いましたよ」  いいように使われただけのようにも思えましたが、ここまで1時間以上もかけて運転してきてくれた友人への恩もあり、マリさんは覚悟を決めました。 「私の息子だけならともかく彼女のお嬢さんも一緒にいましたから、みんなに期待の眼差しを向けられてもう四面楚歌ですよ。子どもたちの夏の思い出のためにもここは私が頑張らなきゃいけない、と思ったんです」 アスレチック遊ぶ子供 しかし、いざ木の上に登ってみると思った以上に高く、やはり足がすくんでしまったそう。 「下では平気な顔をしていた息子は、登った途端に震えだしました。当時、息子はまだ7歳。ギリギリそのアトラクションに参加できる年齢で、身長も高い方ではありませんでしたから、怖くて当然だと思いました」  また、インストラクターは下でざっくり説明してくれるだけで上まで付き添ってはくれず、ハーネスは参加者自らが装着しなければならなかったと、マリさんは当時を振り返ります。 「当然、子どもたちは自分だけでできませんから、私が彼らの分まで装着しました。責任重大ですよね、付け方を間違ったら大惨事になりかねませんから。コースの途中で万が一ハーネスが外れてしまったらと想像したら怖くて、私の手まで震えてきました」
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泣き叫ぶ息子を抱えてパニック状態に
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