日本在住の外国人や出張などで日本に来る機会の多いアメリカ人も、日米のコンビニカルチャーの違いにはほぼ同様の意見を持っているようです。
アメリカのフード情報サイト『イーター Eater』では、日本のコンビニ文化の素晴らしさを力説。
「サンタクロース伝説は作り話だけど、あなたが聞いた日本のコンビニについての噂は全て真実です」として、ローソンやファミリーマート、セブンイレブンなど、各コンビニチェーンの特徴を紹介すると同時に、コンビニグルメの代表格がどんな食べ物なのかを外国人観光客向けに詳しく解説しています。
また、同サイトでは「日本ではセブンイレブンがベストだ」と断言。ホットスナックの充実やフレッシュコーヒーの美味しさを称賛するだけでなく、外貨の引き出しも可能なセブン銀行にも触れ、外国人観光客にとって一番ありがたいコンビニだと位置づけました。
一方イギリスのBBCでは、残念なアメリカのコンビニを日本の素晴らしいコンビニと徹底比較。
「日本からアメリカにやって来た人たちは、米国内のコンビニに行ったらきっと失望するだろうね」
「アメリカのセブンに売られている油でギトギト光ったホットドックは残念すぎる」
「日本のコンビニを経験したら、アメリカのコンビニで食べものを買うことができなくなってしまった」
「日本のコンビニグルメがヘルシーなものばかりだと信じているアメリカ人は多い。それはたぶん、アメリカのコンビニが(日本と比べて)ひどい食べ物ばかり売っているから」
と、日本在住経験のある外国人コメントを引用し、米コンビニの実態を明らかにしました。
そういえば筆者が最近知り合ったボストン出身・日本在住4年目のアメリカ人(30歳・会社員男性)も、「日本の何がすごいって、セブンイレブンだよ。あれは天国だね。アメリカのセブンは偽物。行く気がしないよ」と笑っていました。
ここまで言われるアメリカのコンビニ、とりわけセブンイレブンはどんな場所なのか、逆に行ってみたいという方も出てくるかもしれません。そんな方はぜひ次回のアメリカ旅行で! あまり積極的におすすめする気にはなれませんけど……。
Sources:「
Eater」「
BBC」
<文/橘エコ>
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アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。