私たち外資系航空会社のグラホは、その支店をベースにするCAとロッカールームが一緒であることが珍しくありませんでしたが、顔を合わせてもあいさつや、「今日の〇〇便は大変でしたね」などフライトについて少し会話をするくらいしか接点はなかった。業務中に必要となる乗客リストの受け渡しなんかは、チーフパーサーと呼ばれる客室全体の責任者(男性の場合もある)としかしないし。
もちろん、
仲よし同士のグラホとCAもいましたし、そんなにバチバチした感じはなかった、はず。というか、そこまで関りがなくてバチバチしようがなかったかな。
あ、
たまにですが、機内で発生したクレームを怒りに任せて私たちに伝えてくるCAはいました。20代前半の私は血の気が多く、それに食ってかかりそうになったり。もちろん全員がそうではありませんでしたし、優しい人も多かったです。逆のパターンもあるだろうから、これはお互い様ですね。
ほかの航空会社はどうだったのかはわかりませんが、これが私が勤務していたときのCAとグラホのざっくりとした関係性です。
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グランドスタッフの裏話 VOL12―
<文/高木沙織>
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「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:
@saori_takagi