私たち外資系航空会社のグラホは、その支店をベースにするCAとロッカールームが一緒であることが珍しくありませんでしたが、顔を合わせてもあいさつや、「今日の〇〇便は大変でしたね」などフライトについて少し会話をするくらいしか接点はなかった。業務中に必要となる乗客リストの受け渡しなんかは、チーフパーサーと呼ばれる客室全体の責任者(男性の場合もある)としかしないし。
もちろん、
仲よし同士のグラホとCAもいましたし、そんなにバチバチした感じはなかった、はず。というか、そこまで関りがなくてバチバチしようがなかったかな。
あ、
たまにですが、機内で発生したクレームを怒りに任せて私たちに伝えてくるCAはいました。20代前半の私は血の気が多く、それに食ってかかりそうになったり。もちろん全員がそうではありませんでしたし、優しい人も多かったです。逆のパターンもあるだろうから、これはお互い様ですね。
ほかの航空会社はどうだったのかはわかりませんが、これが私が勤務していたときのCAとグラホのざっくりとした関係性です。
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グランドスタッフの裏話 VOL12―
<文/高木沙織>
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美容ライター/ヨガインストラクター/ビューティーフードアドバイザー/スーパーフードマイスター。多角的に美容・健康をサポートする活動を行っている。過去には『AneCan』『Oggi』の読者モデル、ファッションモデル、ナレーター等も経験。
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