無印、ローソン…ほうじ茶スイーツが人気。香りにほっとする〜
“ほっとする香り”が、プチブーム。
今年、「ほうじ茶」を使ったスイーツ達をよく見かけませんか? ファミレス・コンビニの和デザートや、スーパーのチョコレート菓子など、「季節限定」として際立っているように感じます。でも皆さん、「ほうじ茶」ってどんなものか、ちゃんと知っていますか?
そこで今回は、ほうじ茶の基本知識や魅力をご紹介しつつ、コンビニでゲットできる「ほうじ茶」新商品を合わせて少しご案内してみたいと思います。
ほうじ茶とは、緑茶の一種。煎茶(緑茶の中で一般的な中級茶)や番茶(下級煎茶として扱われることもある成長して硬くなった葉)を、強火で焙じて(ほうじて)作られます。つまり、ほうじ茶の煎茶や番茶との違いは、「焙じているかいないか」ということ。高温で焙煎するため、旨味(アミノ酸)や苦み(カテキン・カフェイン)、ビタミンCが少ないのが特徴。妊婦・幼児にも飲めると言われている理由は、これです。また、香ばしくさっぱりしているために、和食屋でも食中・食後に出てくることがよくあります。
ちなみに、ほうじ茶独特の香りって、ホッとしますよね。これは、「ピラジン」という香り成分によるもので、リラックス効果や血流改善効果が期待できるとされています。
このほうじ茶、家庭で購入できる形状としては、①茶葉、②ティーバック、③粉末タイプの3つがありますが、最近では、「ほうじ茶ラテ」なるものが人気。③のパウダーに粉ミルクや糖分などを調合した製品が各社から登場しています。
●無印良品の「ほうじ茶ラテ」 350円
うん、ほうじ茶の癒し効果は、本物のようです。寒い冬には、嬉しい“ほっこり茶”ですね。
●不二家「カントリーマアムほうじ茶ラテ」130円
お馴染みの「カントリーマアム」からも、ほうじ茶ラテ味の数量限定アイテムが登場。
しっかり「ほうじ茶」の存在を感じる香りと後味。ラテ感をだすためにホワイトチョコチップが盛り込まれているようですが、ほうじ茶を打ち消すようなこともなく、ほろ苦さを演出してくれます。温かい飲み物と一緒に食べたくなる味です。
●オハヨー乳業 冬限定「ジャージー牛乳プリン ほうじ茶ラテ」156円
お手軽にまろやかプリンが味わえる「ジャージー牛乳プリン」にもほうじ茶ラテが……!
プリン好きの女子SPA!編集部員曰く、「オハヨーの優しい『ジャージー牛乳プリン』らしく、ほうじ茶ラテ味も上品にまとまっています。甘すぎず苦すぎないほうじ茶が楽しめますよ~」。
●ローソン「ほうじ茶とミルクの蒸しぱん」135円
もっちり食感の蒸しパンに。控えめなほうじ茶風味と、甘いミルククリーム、ゴロッと乗っている黒豆が特徴です。このお互いを引き立て合う絶妙なマッチングに、ハマる人が続出しているとか、いないとか……。
※価格はすべて税込みです。
<文、写真/スギアカツキ>
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12月に新発売した「ほうじ茶味」3選
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12