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親がAV関係者の子供は「かわいそう」なのか|性活コラム

子育ての理想的なバランス

 でも、個人的価値観と社会的適応性が一致することが必ずしもその人のためになるのか、生きやすい人生になるのか、幸せな人生となるのかはわかりません。 子育ての理想的なバランス 子供はすべて社会全体の宝物として大切にしていく考え方は正しい気がしますが、それは、その子供たちが社会から受けた恩恵をいつか、必ず、社会に還元するものだという前提が隠れていると思うんです。現代を生きる人間が社会から離れて生きていくことはできないから、個人的価値観より社会的価値観にのっとって生きていくべきというのは、個性を大切にしろという個人主義とは本質的に矛盾します。  個人の自由や価値観を尊重しつつ、社会にも適度に対応を、関係、還元出来るのが理想だと僕は考えます。そのバランスを取れるようになるために、教育があったり政治があるのではないでしょうか。教育にも、社会的視点のもの(学校)と個人的視点(家庭)があります。どちらも大切で、そのバランスがポイントでしょう。

AV関係者が子供を産み育てることについて

 ここから個別のケースの話になりますが、男優や女優といったAV関係者が子供を産み育てていくことを、「子供がかわいそう」と匿名の立場から不特定多数の人が口を挟みます。そのかわいそうという視点は、その人の個人的価値観に基づいていないでしょうか。それとも、社会的価値観に基づく一般論でしょうか。 AV関係者が子供を産み育てることについて また、その人が他人の家庭の子供に私的感情をぶつけてしまう前提は、子供が社会全体の宝物であるという価値観を共有する大きな主語によるものだと自分の発言を次元が上がったものだと思い込んでいるからか、子供に共感しているふりして個人的感情を見ず知らずの子供に代弁させているのか、それとも、人前に出て仕事をする者の子供は、自動的に人前にさらされて当たり前と親子セット売りが自明になっているからか。  社会の中で生きている限り、もしくは、社会の中でしか生きていけないのだから、社会的な視点や、一般論としての価値観が無意味だとは思いません。でも、他人の家庭に生まれた子供に対して、かわいそうと私的感情を同情し味方するかのように投げかけるのは、その実ただの攻撃だと思います。親だけでなく子供に対しても。本当に子供のためを思うなら、子供にとってしばらくは世界の全てである親と穏やかで優しい時間を過ごせるように、そっと温かく見守るのが最良だと思います。
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親子関係がうまくいくAV関係者の家庭の特徴
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