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メンタリストDaiGo流ダイエット「無駄食いを減らす」3つの方法

 健康になりたければ、数多ある健康法を網羅し、それを習慣化してしまうこと。常々私はそう思ってきました。が、それができれば苦労はしません。ところが、日々実践できて、効率のよい健康法を編み出した人物がいました。そう、メンタリストDaiGo氏です。 『最高のパフォーマンスを実現する超健康』最高のパフォーマンスを実現する超健康法』(PHP研究所)は、身体とメンタルの両方を即座に強くする小さな方法が満載。本書の冒頭には、「メンタルはからだの後についてくる。だから、心を整えるには、先にからだをコントロールすればいい」とあります。  なるほど、確かに身体へのアプローチはわかりやすいものが多いですが、最大の関心ごとはダイエットではないでしょうか。メンタリストならではの方法が参考になりそうなんです。

収まらない食欲にはプロテイン

 本書は「お菓子などを食べすぎてしまう人は、タンパク質の量が足りていないのではないか」という仮説を紹介しています。なんと「2013年に、過去38件のデータから、タンパク質の摂取量と摂取カロリーの相関を調べた文献があります。この研究では、タンパク質の摂取量が増えれば増えるほど、総摂取カロリーは減る傾向にあることが確認されています」というのです。
収まらない食欲にはプロテイン

写真はイメージです(以下同)

 ダイエット成功のカギは、タンパク質が握っていると言っても過言ではなさそう。では、そんなタンパク質をいつ、どれだけ摂取すればいいのでしょう。こたえは、「プロテインをとってから昼食をとるようにする」。プロテイン=筋トレの必須アイテムといった具合ですが、今やコンビニやスーパーでも手軽にプロテインバーやプロテインドリンクが入手可能。お菓子を買う代わりにプロテイン! がダイエットの合言葉になりそうです。

ダイエットを失敗させる罠とは

 ダイエットをラクにこなす秘訣は、「やるべきこと」より「やってはいけないこと」を守ればいいのかな、と私は思いました。そちらのほうが、わかりやすい気がしたのです。たとえば本書が伝える、「ダイエットを失敗させる日常生活に隠れた3つのワナ」。こちらも単純だけど、「やらない」だけでモチベーションが上がりそうです。 1 お菓子のCMを見ない実験では、スナック菓子のCMを見た人たちのほとんどが、冷蔵庫を開けて食べ物を取り出す」という、おそろしい事実。ふいに流れてくるCMですが、テレビにお菓子が映ったらチャンネルチェンジ。これだけで、脳にお菓子がインプットされずに済みます。 ダイエットの罠・お菓子のCMを見ない2 ニュースを見ない人間は怖いものや自分を脅かすような情報を仕入れると、そこから逃げようとするため、甘いものを食べたり、つまみ食いしたりしやすくなる」と、こちらもまた恐ろしい結果に。食欲=防衛本能と直結しているのでしょうか。お菓子のCMはまだしも、ニュースを徹底的に排除するのは至難の業。とはいえ、このからくりを知っていれば、偽の食欲も見破れそうですよね。 3 感情を抑えない 「ダイエット中は、なるべく感情を抑えず、外に出すようにしましょう」と、本書は説いていますが、つまりはストレスを溜めるなという意味でしょうか。確かに、ダイエットの失敗はストレスが原因ともいえます。次いで本書は、「ノートなどに愚痴や不平不満を書くようにしましょう」と他人様に迷惑をかけない、感情の吐き出し方を伝授。こちらもやはり単純でいて、効果をあげてくれそうですね。  本書を一読し、身体とメンタルのコントロールは、普段の些細な習慣からできていると学ばされました。いっぺんにはできないかもしれませんが、ひとつひとつ実践していくだけで心身に変化が現れそうです。 ―小説家・森美樹のブックレビュー― <文/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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