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夫と心が通じない…「ご主人はアスペルガー症候群かも」と医師に言われた妻のショック

 毎日泣くような生活を続けたいはずがないのに、泣きながら、怒りながら、いつも彼の顔色を気にしている。彼に不満を抱えながら、それでも彼から離れようともせず、自らすすんで彼のことばかりを考える日々を送っている――それが私だ。 家庭 でも彼は悪意があって私を泣かせたり怒らせたりしているわけではない。苦しみながらも、なんとか新しい環境に慣れようと努力しているのだから、私も一緒に頑張るべきなんだ。  そこまで考えると、でもそれっていつまで続くの? とつぶやく自分がいました。自分を心配してくれる大切な友人の言葉を無視してまで、彼をとる理由はあるのだろうか? 今の彼のどこが好きなのか、自信をもって答えられなくなっていました

心療内科で夫とのことを相談してみた

 いつまでも情緒不安定なままでは、周りからどんどん人が離れていってしまう。そんな不安を覚えたイクミさんは、心の状態を整えるべく、心療内科にかかることにしました。彼とのコミュニケーションがうまくいかないことが情緒不安定の原因だと予想はしているものの、そもそも自分の考えることに自信が持てない状態になっていたため、一度専門家の意見を仰ごうと考えたのです。 医師 医師はとても穏やそうな雰囲気で、適度な相づちを打ちながら優しく話を聞いてくれるので、抱えている悩みや不安を素直に伝えることができました。  訊かれたのは、イクミさんと彼それぞれの生育歴と、彼とコミュニケーションをとるなかで困るのはどんなときかということ。それに対するイクミさんの答えを聞いて、医師は「ご主人はもしかしたらアスペルガー症候群の傾向があるかもしれませんが、本人を診ていないのでこれ以上は言えません」と言いました。
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もし彼がアスペルガー症候群なら
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