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伊藤沙莉が語る話題作『生理ちゃん』「男女の性が微笑ましく描かれています」

「自分に呪いをかけるのをやめたら」というセリフに救われた

――りほが“生理ちゃん”に「自分に呪いをかけるのをやめたら」と言われるシーンがあります。伊藤さんも同じような経験がありますか?
『生理ちゃん』より

『生理ちゃん』より

伊藤「りほちゃんの自分に自信がないところに私もすごく共感するんです。りほちゃんの“生理ちゃん”のセリフは私が担当したんですが、あの言葉は本当に好き。『私なんて』とか『どうせ』とか私自身もポロッと言っちゃうんですが、周りには必ず誰かひとりは自分のことを気にかけてくれる人が意外といることに気が付かないんですよね。自分で自分に呪いをかけて、自分のすべてに自信がなくなってしまうようなところが私にもあります」 ――9歳の頃から活躍されているのに?
伊藤沙莉さん

伊藤沙莉さん

伊藤「子役からやっているから尚更ですかね……。小さな頃からなにが正解かも分からないままやってきたんですが、年々自分の出演作を見るのが嫌になってきて。でもお芝居は満足したら終わりだと思っているので自分の演技を厳しく自己評価するのは悪いことではないとは思っているんです。ただ、女性としての自分や個人としての自分自身に自信をもてないことも多々あるので、『自分に呪いをかけるのをやめたら』というセリフを自分で言いながら救われました。  よくよく考えてみると、自己嫌悪に陥っているときって誰かに言われたからではなく、そのほとんどが自分が自分に勝手にかけた呪いじゃないですか? だから自分でかけた呪いは自分で解くしかない。いまこうやって色々な仕事を積み重ねていって、ちょっとずつ呪いが解けていっているんじゃないかな……」 ――伊藤さんがお仕事をするにあたり決めているマイルールなどありますか? 伊藤「常に周りを見るってことですね。自分がやりたいこと、監督がやりたいこと、各部署がやりたいことが違った場合、一度はほかの人のやり方を見るようにしています。自分の意見や意思は伝えるようにはしていますが、自分の発言力が大きくなれば大きくなるほど、ほかの人の意見を検証して皆にとって一番納得のいくやり方を目指すようにしています」 (C)吉本興業 (C)小山健/KADOKAWA <文/此花わか> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
此花わか
映画ライター。NYのファッション工科大学(FIT)を卒業後、シャネルや資生堂アメリカのマーケティング部勤務を経てライターに。ジェンダーやファッションから映画を読み解くのが好き。手がけた取材にジャスティン・ビーバー、ライアン・ゴズリング、ヒュー・ジャックマン、デイミアン・チャゼル監督、ギレルモ・デル・トロ監督、ガス・ヴァン・サント監督など多数。Twitter:@sakuya_kono Instagram:@wakakonohana
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11月8日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次公開 配給:吉本興業


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