確かに泣ける映画だと知らずにただの子ども向けの作品だと思って観ていたら、予想外の感動の展開に涙腺は崩壊していたと思います。実際スクリーンを観ながら涙をぬぐっている親子の姿はとても多かったし、上映が終わり明るくなった場内でも、「
感動したね」、「
ママ泣いてたでしょ?」などという子どもの声がそこらじゅうから聞こえてきました。

写真はイメージです。
筆者の場合は高評価の口コミで期待値が上がりすぎていたことと、映画を観つつもポップコーンに心を奪われすぎて必死な娘の存在で、感動の度合い的には若干物足りなさを感じました。
すみっコファン歴2年の娘に映画の感想を尋ねると、「
やっぱりキャラが可愛かった~!すみっコなのにあんなに感動するストーリーだと思わなかったからびっくりした。泣かなかったけど。あとポップコーンが全部食べ切れなくて悔しかった」そう。最後の最後までポップコーンへの執着を滲ませました。
「さぁ、今日は泣かせてもらうぞ」と意気込んで観るのではなく、あくまで“子ども向け”の作品であることをお忘れなく。
泣ける、泣けないは置いておくとしても、日常に疲れ切った大人の心にもやさしくじんわりと沁みる作品ですよ。
<文/鈴木美奈子>
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雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。