婚活にいきづまる女性は「汚部屋」が多い。クリスマス当日に婚活相談してきた30代の部屋も…
完璧主義で100点を目指し時間を無駄にする
片づけはできましたが、今度は「どうせ私なんて結婚は無理ですよね」と卑下します。アイさんはまだ30代。いくらでも挽回はできるのに……「そもそも、結婚したいのですか?」と尋ねると、もう自信がないというのです。
彼女は、これまで間違いを犯さないように生きてきたそうです。いい学校に進学し、いい会社に就職し、周りからの評価が悪くならないように選択してきて、「結婚しないの?」と言われたから婚活をしていたと。
長い婚活の間によさそうなご縁はいくつかありましたが、「出身地が遠い」「片親だから両親と合わないかも……」「太っているから友達に『なんでそんな男にしたの』と言われそう」など悪い方に考え、自分の気持ちよりも周りからの見られ方を気にして、関係を進めることをためらっていました。
どれも、告白やプロポーズされてから考えればいいことなのに、完璧に価値観が合う人を探し、100点じゃないと物事を進めない。完璧じゃない自分のことも受け入れて、60点の相手と信頼関係を築いていくという視点がなかったのです。そして、時間が過ぎて焦ることの繰り返し……。
20代は11月を年末と思っている
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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