
※写真はイメージです
正美さんは10代後半から20代前半にかけて、異性の目線を気にして色気づく女性を「ギャルっぽいな」と思っていたそうです。自分は素朴で真面目なキャラで、彼女たちとは違う。周りの友達も真面目な子たちが多かったそうです。なので、当時は
お化粧もしないことも、楽な恰好でいることも「個性」と思っていたとか。
たしかに、若ければ化粧をしなくても何とかなるものです。しかし30代では、クマやほうれい線が出てきて、髪もツヤがなくなってきます。そんな状況で何もしなければ、それはだらしがないだけ。そんなニーズのない特徴を個性とは言いません。
これは内面でも同じこと。周囲が引いてしまうような言動を、“個性”だと思い込んでいれば、だんだん人は離れていってしまうでしょう。

メイク後の菊乃さん。顔の色ムラを整え、リップやチークも肌なじみの良いものに変えるだけで大きく変わります
真面目な正美さんはメイクを習い、髪型も変え、服も年齢相応に変えました。職場の方たちも、正美さんの変化を誉める方がたくさん現れたそうです。
そして、彼氏ができました。しかも、彼氏は同僚からの紹介で知り合った人だそうです。身なりに無頓着のころは誰も紹介しなかったのに、キレイになる努力をしたら紹介したいという人が現れたのです。
改めて、正美さんは昔の自分の写真を見ると「なぜこれでうまくいくと思っていたのか呆れます。何様だったんでしょう」と思うそうです。なかなか自分のことって気が付けないですよね。
※個人が特定されないよう、記事内の情報は一部脚色しています。
<取材・文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:
@koakumamt