相手が既婚者かどうか疑うのも、結婚願望が定かではないのに婚活していいのか悩むのも、相手ができて告白されてから気にすればいいことです。年齢=彼氏いない歴の裕子さんが、何も始まっていない内から心配することじゃないのです。
30代フリーターが「やりたいことなら働いてもいいけれど、やりたくもない仕事でお金を貰っても嬉しくないし、時間がなくなるから正社員はメリットがない」と言っても「誰もあなたを採用しないよ」と思いませんか?
でも、妄想で自己完結する裕子さんも同じことをやっているのです。プロポーズされてから断ることもできるのに、告白もされない内から悩むべきではありません。
神社巡りをしても結婚できないことは、裕子さんも頭ではわかっているでしょう。しかし、
神社巡りでは自分が傷つくことも失敗することもないので、そちらに逃げてしまうのです。
明日結婚できる魔法はありません。長年、人との摩擦を避けてきた人は人を好きになることもないでしょう。
傷つく勇気を持ちましょう。まずは、異性との会話の練習でよいので、出会いの場に行ってみよう。マッチングしなくてもいいから、初対面の異性と笑顔で会話できたら自分に合格点をあげて。小さい目標をちょっとずつ積み重ねていきましょう。
※個人が特定されないよう、記事内の情報は一部脚色しています。
<取材・文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:
@koakumamt