では、体験です。ハイフというのは、「High Intensity Focused Ultrasound」の略で、高密度焦点式超音波治療法のこと。
超音波の熱でコラーゲンが再生成される過程で、
しわたるみを改善させることを目的としています。大きな特徴としては、皮膚の下の筋膜までアプローチすることで、皮膚のみならず筋膜のコラーゲンまで大量に再生成され、たるみがより改善されると期待される治療です。

この機械で治療します
実は私、夏の終わりごろに別のクリニックで
目元に同じ治療を行っているのです。その時の印象が良かったので再びお願いしてみたのですが、それを先生に伝えると「では今回は目元を避けましょう」との返事が。
「ハイフは細胞に傷をつけて再生させる過程でコラーゲンを発生させるものなので、
再生は半年程度続きます。その間に同じ治療を行うと熱のあてすぎで細胞が縮み、ひきつれを起こしたり痛みを感じたりする恐れもあるんです」とのこと。
つまり一度の治療で半年は再生が続くというのですから、ありがたい話です。ですがそれよりも強く思ったのは、医療機関で良かったということ。
ハイフは最近とてもよく聞きますし、エステサロンでも扱うところがあります。ですが万が一、火傷やひきつれや痛みを起こしても医療機関でなければ原因がわからなかったり、治療ができません(※編集部注:国民生活センターは2017年3月、ハイフ施術は医師が行うべきもので、絶対にエステサロンで受けてはいけない、と警告しています)。
「
エステのものとは、ジェットエンジンと扇風機くらいの差があります。エステの機器ではリフトアップ効果や痩身効果は期待できないでしょう。筋膜までアプローチできるのは医療機関で使う医療用機械のみ」というのは知っておいていいかもしれません。
では、別室に移動して治療です。

治療はベッドで行います
「神経を避けて行いますので念のためマークしておきます」そう言うと、先生は赤ペンを取り出して、私の顔に線を引いていきました。