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年末年始によみたい犬猫マンガ5選。笑って泣いてほっこり

④動物の命を守る人間の姿に感動『しっぽの声』

原著:夏縁、イラスト:ちくやまきよし、監修:杉本彩『しっぽの声 (1) 』(2017年、小学館)

原著:夏縁、イラスト:ちくやまきよし、監修:杉本彩『しっぽの声 (1) 』(2017年、小学館)

 改正動物愛護法が成立した今年は、動物たちが置かれている現状に目を向けたくなった方も多いはず。『しっぽの声』(夏緑:著/ちくやまきよし:絵/杉本彩:監修/小学館)は、日本の動物たちが置かれている厳しい現実がリアルに描かれている作品です。  監修を務めている杉本彩さんは公益財団法人動物環境・福祉協会Eva理事長として、これまでに数々の悲惨な現実に直面してきました。だからこそ、本作に描かれていることはフィクションではなく、今の日本で実際に起きていることだといえます。  作中には残酷な現実だけでなく、動物の命を助けようと奮闘する人間の姿も描かれており、ただ悲しいだけの物語になっていません。読後は「自分にできること」を考えたくもなるはずです。

⑤違いをコミカルに表現した『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』

松本ひで吉『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい(1)』(2018年、講談社)

松本ひで吉『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい(1)』(2018年、講談社)

 犬も猫もどっちもかわいいと思っている動物好きさんには『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』(松本ひで吉/講談社)がおすすめ。本作は現在、シリーズ4作目まで発売されている人気コミックエッセイです。  犬と猫、両方と暮らしている作者は、それぞれが持つ異なる魅力をコミカルなイラストと文で表現。犬の純粋さや猫のあざとさに、笑ってしまうこと間違いなし。これから動物を迎えたいと考えている方は、ユーモラスに描かれている犬猫の習性や思考の違いを参考にしながら検討してみるのもよいかもしれません。  今回ご紹介した動物コミックには、作者の動物愛も込められているように思えます。今年の年末年始は、そうした温かい気持ちも感じとりながら、ゆったりとした時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。 <文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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