♂&♀

彼がいるのに、可愛がってくれるおじさま上司に惚れそうです|性活相談

それから20年後――

 彼とは子作り以外のセックスはなく、よくある仲良しのセックスレス夫婦です。幸せってこんなもんだと思いつつも、一度開かれた肉体は求めることを止めれず、出会い系に手を出します。出会い系では、肉体的に満足させてくれる相手も見つかりましたが、恋愛感情のあったおじさまと過ごした濃密な夜に敵う経験は出来ず、20年近くの時を経て久しぶりにおじさまに連絡を取ります。 それから20年後―― あなたは40、おじさま70手前。久しぶりに会うおじさまは仕事をせず、年金を頼りに生活しています。詳しい事情は話してくれませんが、どうやら新規事業に失敗したようです。懐かしい駅で待ち合わせてみると、おじさまは以前のようにレストランを予約している事はなく「サイゼリヤでもいい? 意外とワインが美味しいんだ」と言います。  サイゼリヤは家族でよく行くから日常感があり、おじさまに非日常を求めていたあなたは内心がっかりします。そんなあなたの内面に気づくことなくおじさまは昔の栄光を語り、まだ会社に残っている出世している同期をディスり、政治にダメ出しします。その上、「じゃあホテルに行こうか」と当たり前のようにセックスに誘ってきます。

ホテルへ行くも幻滅して終わる

 体が求める声に従おうと付いていきホテルに行って抱かれてみたものの、肩透かしもいいところ、一向に勃つ気配のないイチモツを永遠としゃぶらされるだけです。モヤモヤしたまま終わりを迎えおじさまは言います。「○○ちゃんと結婚しておけばよかったなぁ、今からでもちゃんと付き合ってみない」輝きを失ったたおじさまの姿にドン引きしている自分に気づき「介護させられる」と一気に目が覚めるわけです。 ホテルへ行くも幻滅して終わる なんだったんだろうと過去と現在の整理がつかないまま帰宅し、サッカーのユニホームを泥だらけにしている中学生の息子に「早く手洗いうがいしてきなさい」と小言を言い夕飯の支度を始めます。そのタイミングで「ただいま」と夫になった彼が帰ってきました。 「あれ、なんでこんな早いの」と驚いていると「今度の結婚記念日はどうしても出張でいられないから、今日お祝いするって言っただろ、忘れたのかよ」とあきれるように笑いながらプレゼントを手渡してきます。象徴的なブルーの袋の中からは、プロポーズされた時にもらった指輪と同じシリーズのピアスが入っていて「これからもよろしく、○○と一緒になれて幸せだよ、いつもありがとう」とクセの強い字で書かれたメッセージカードが入っていました。  この人を選んで良かったと思うあなたは、この場面に登場していない高校生になった長女が、40歳のバツイチの男と付き合っていることに数ヵ月後に気づきます。それを知った時、娘を叱りつけます。「相手が本気なわけないでしょ、一時の気の迷いよ」と。  どの口が言ってんだよというツッコミを待ちつつ、僕の勝手な妄想話は終わりです。あくまで、これはあなたに起きる未来の一例です。これ以外に、彼と別れ、おじさまと付き合っていくバージョンもあります。
次のページ 
彼と別れた場合の物語
1
2
3
4
Cxense Recommend widget
イケるSEX

女子SPA!の人気連載「AV男優・森林原人の性活相談」が書籍化!
経験人数10,000人超のトップ男優である森林原人が、セックスに悩める一般女性の質問に愛をもって答える。「イク感覚がわからない」「彼がゴムを付けてくれない」「“30代処女”は重い?」etc.

あなたにおすすめ