彼がいるのに、可愛がってくれるおじさま上司に惚れそうです|性活相談
それから20年後――
あなたは40、おじさま70手前。久しぶりに会うおじさまは仕事をせず、年金を頼りに生活しています。詳しい事情は話してくれませんが、どうやら新規事業に失敗したようです。懐かしい駅で待ち合わせてみると、おじさまは以前のようにレストランを予約している事はなく「サイゼリヤでもいい? 意外とワインが美味しいんだ」と言います。
サイゼリヤは家族でよく行くから日常感があり、おじさまに非日常を求めていたあなたは内心がっかりします。そんなあなたの内面に気づくことなくおじさまは昔の栄光を語り、まだ会社に残っている出世している同期をディスり、政治にダメ出しします。その上、「じゃあホテルに行こうか」と当たり前のようにセックスに誘ってきます。
ホテルへ行くも幻滅して終わる
なんだったんだろうと過去と現在の整理がつかないまま帰宅し、サッカーのユニホームを泥だらけにしている中学生の息子に「早く手洗いうがいしてきなさい」と小言を言い夕飯の支度を始めます。そのタイミングで「ただいま」と夫になった彼が帰ってきました。
「あれ、なんでこんな早いの」と驚いていると「今度の結婚記念日はどうしても出張でいられないから、今日お祝いするって言っただろ、忘れたのかよ」とあきれるように笑いながらプレゼントを手渡してきます。象徴的なブルーの袋の中からは、プロポーズされた時にもらった指輪と同じシリーズのピアスが入っていて「これからもよろしく、○○と一緒になれて幸せだよ、いつもありがとう」とクセの強い字で書かれたメッセージカードが入っていました。
この人を選んで良かったと思うあなたは、この場面に登場していない高校生になった長女が、40歳のバツイチの男と付き合っていることに数ヵ月後に気づきます。それを知った時、娘を叱りつけます。「相手が本気なわけないでしょ、一時の気の迷いよ」と。
どの口が言ってんだよというツッコミを待ちつつ、僕の勝手な妄想話は終わりです。あくまで、これはあなたに起きる未来の一例です。これ以外に、彼と別れ、おじさまと付き合っていくバージョンもあります。
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