評論家からのレビューも上々で、アメリカ最大の映画批評サイト「ロッテン・トマト Rotten Tomato」によると93%が高評価。
特に、本作の裏テーマである地球温暖化問題や希望を失った日本の若者たちの現状を、エンターテインメントに昇華させて魅せる手法を評価する評論家は多く、『ザ・ロサンゼルスタイムズ The Los Angels Times 』のチャールズ・ソロモンはハリウッド大作と比較してこう評価。
「マコト・シンカイは現実世界の複雑な問題を『Weathering with You』というファンタジーに織り込み、我々に考えさえる機会を与えてくれた。莫大なお金をかけて製作される米国のアニメーション作品には欠けている部分だ」
『ワシントン・ポスト Washington Post』のマークリーバーマンは、『Weathering with You』は『君の名は。』のレベルには及ばないとしながらも、「我々の目の前に横たわる環境問題をオブラートに包むことなく、それでも希望に満ちたエンディングを迎えることで、ある種のメッセージを与えることに成功している」と新海監督に敬意を表しています。
『AVクラブ AV Club』のノエル・マーリーは本作のメッセージを、「人生をこれから始めようという二人が、私たちが当然と思って過ごしてきた物事に感謝して生きていける未来、例えば晴れた日を単純に喜べる世界へと導いていく物語だ」と要約しました。
さらに、大多数のメディアがヴィジュアル面でも絶賛しており、「驚くほど美しく、しかし、感情の希薄な都会を舞台にした叙事詩が始まった瞬間から、雲は単なる自然現象以上の力を放っていた」(インディワイヤー Indie Wire)、「マコト・シンカイのアニメーションは見事だ。とりわけ、ジャングルのような東京と、点在する積乱雲のこの世のものとは思えない内部の描写は圧巻」(ニューヨーク・ポスト New York Post)と書いています。