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インスタ映え&男ウケを狙う料理女子会。友達が作った“バカ鍋”にドン引き…

 冬といえば、鍋料理やおでんにお餅など…暖かくて美味しい料理がたくさんありますよね。 牡蛎鍋 今回は、そんな冬ならではの食べ物珍エピソードをご紹介しましょう。

友人から“女子会の様子をインスタ投稿してモテよう”と提案された

 田村紗雪さん(仮・26歳・派遣社員)は、以前の職場での友人(H美さん・25歳・派遣社員)から「近々、女子会しようよ。紗雪の部屋で鍋パーティーとか」と提案されました。 「何で私の部屋で?と思いましたが…まぁ、うちにはカセットコンロもありますし、久しぶりにH美にも会いたかったのでOKしました」  そして、H美さんに“自室で手料理を作って女子会する様子を、インスタにアップするとモテるらしい”“なのでヘアメイクや、服もモテを意識しておいて”と言われて感心した紗雪さん。 「なるほど、そうなのかと思いました(笑)。私もH美もしばらく彼氏がいないので『じゃあ、ここで一発協力し合っていい女アピールしよう』と盛り上がったんですよ」
スーパー・コンビニ袋を持つ女性

写真はイメージです(以下同じ)

 女子会当日、鍋の材料が入ったスーパーの袋を両手にぶら下げたH美さんを部屋に招き入れる紗雪さん。 「とりあえずスーパーの袋と一緒に、2人共納得いくまで自撮りを繰り返し、やっと1枚インスタに『これから2人で鍋パだよ~』とアップしました」  そうして、鍋作りに取りかかったのですが…。

☆の形のニンジンで可愛いアピールする友人

「いきなりH美がにんじんを手にとって、トントンと輪切りにしたかと思ったら、細かく包丁を入れ、星形にしたのを見て『え、ちょっとちょっと!』と思わず叫んでしまいました」  三角コーナーに捨てられた、星形を作る為に切り落としたにんじんのかけらを拾い「H美、そんな簡単に食べ物を粗末にするの良くないよ」と注意する紗雪さん。 「私、こういう小細工で可愛いアピールする女を寒いと思っているので…まさかH美もそのタイプだったんだ?と驚いてしまって」  ただ純粋に美味しそうな鍋を作り、料理の腕でいい女アピールをしようと考えていた紗雪さん。 「H美はイラッとした顔をして『はぁ?だってこのオレンジ色の星がお鍋に入ったら彩りも良くなるし、女子っぽくて可愛いでしょ?絶対モテるし』と主張しながら、今度は大根を手に持ったんですよ」  スゴい勢いで大根おろしを作るH美さんに「こ、この大量のおろし何に使うの?」と恐る恐るたずねてみると…。

インスタ映えをねらいアップしまくると男性からコメントが

「今度は『大根おろしでクマを作って、鍋のお風呂に浮かんでいるみたいにするの!大根おろしアートなんて紗雪は知らないか…』と私の事を小馬鹿にしたように笑ったんです」  クマが浮いていて、星型のにんじんを散りばめた鍋なんてインスタに上げても、バカ女だと引かれるだけでマイナス要素しかないと思った紗雪さんは写真を撮るのをやめました。 大根おろしアート鍋「H美は楽しそうにバシバシ写真撮ってアップしまくっていました。私が『あのインスタ映えする大根おろしアートや星型にんじんは…多分子供を喜ばるためにお母さん方が作っているんだと思うよ』と言ったら、舌打ちされてムカつきましたね」  お互いスマホを見ながら、ほとんど会話せずにできあがった鍋を食べた2人。 「そしたらH美が『キター!』ってはしゃいで…何かと思ったら、H美と同じ職場のKさん(27歳・会社員)から“こんな可愛いらしい鍋見た事ないよ!すごいね。僕も食べてみたいな~”とコメントがきたと私に見せびらかしてきたんですよ」  しかもKさんは、以前少しだけ紗雪さんもいいなと思っていた男性だったので悔しかったそう。 「ホント、こんなバカ鍋での可愛いアピールにKさんが引っかかるなんてショックでした。しかもH美が作った鍋写真に結構いいね!がついていて…なんか孤独を感じましたね」
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片付けもせず帰っていった友人には…
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