誰かと気をつかいながら暮らすより、一人での生活がラク。筆者も時々覚える感覚です(そして今まだ独り身です)。
しかし結婚に限らず、パートナーシップを組むことで、“何か”が学べる気がする。学んだ方がいい気がする。そんな相反する感覚を、漠然と一人のラクさの中で感じることがあります。今回そのふわっとした感覚について、安東さんが考える答えを教えてもらいました。
男女がパートナーシップの中で学ぶべきこと。それは、
男性はパートナーシップを通して感情を扱う機会を増やし、情緒的な成長を学ぶこと。女性は「してあげたい」という母性だけでなく、「受け取る」ことの大切さを学ぶこと。
男性の多くは、女性に比べて感情を扱うのが苦手な人が多いもの。だからこそ、パートナーシップという密接な異性との関係の中で、感情を扱う機会を持ち、そして情緒的な成長をしていく。
女性は、もともと「してあげたい」といった母性ともいえる尽くし傾向を強く持っていることが多いです。だからこそ、相手にしてあげるばかりではなく、「して欲しい事を見つけて、してもらう」を、パートナーシップを通じて体現していくことが大事ではないか。そんなことを教えてもらいました。
しかし! この「してもらう」を叶えるには、自分の存在価値が低い人ほど難しいもの。つまり自己肯定感が高くないと、相手から受け取ること自体、難しいのです。
多くの女性が悩む自己肯定感は、幸せなパートナーシップにも深く関係している。また1つ大きな幸せというパズルのピースを見つけ、前に進めたらいいなと思うのでした。
【取材協力】
Life Design Labo/安東秀海・安東美紀子さん
業界最大手のカウンセリング事務所にてカウンセラー&講師として活動後、2015年に独立。結婚生活に悩む夫婦のためのカウンセリング&コーチングを行う。機能不全を生んでいる夫婦間のコミュニケーションパターン、価値観の違い、感情的なもつれを特定し、関係性修復に導くアプローチを得意とする。東京渋谷のカウンセリングルームには危機に直面した多くの夫婦が訪れている。
<文・イラスト/おおしまりえ>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】おおしまりえ
水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:
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