続いては、お店の看板メニューでもある
抹茶ラテを家で作る場合のポイントを教わりました。

「抹茶ラテ」はその場で茶せんでたてた抹茶を使用
「お店では4gの抹茶を基本量としていますが、ラテにする際はご家庭でも通常抹茶(薄茶)を点てる場合より
多めの抹茶を使うのがオススメです。
抹茶を入れた茶碗に、後で加える牛乳と同量のお湯を入れ、ゆっくり丁寧にたてていきます。抹茶ができたら、こちらも和紅茶やほうじ茶の時と同様にお茶と同量の牛乳を合わせて完成です」
これから夏にかけて楽しみたい
深蒸し茶の淹れ方について教えていただきましょう。

「お茶の美味しさは、
3つの要素から成り立っています。カフェイン、カテキン、アミノ酸類です。カフェインは苦み、カテキンは苦みや渋み、アミノ酸はうま味成分をお茶に与えます。
それぞれの抽出度合いで美味しさのタイプが違ってくるのですが、どういう味のお茶が美味しいと思うかは、それぞれの気分や好みによると思うんです。
苦みが多めでシャキッとしたい時はカフェインやカテキン類を多めに、
甘く優しいお茶を飲みたい時には、アミノ酸を多く引き出すと、好みの味に仕上がるのではないでしょうか」
カフェインやカテキン類は熱い温度で溶け出しやすいので、苦みや渋みを楽しみたい時は80度~90度くらいのお湯で淹れ、うま味を求めたい時は、50度~60度くらいのお湯を使うとアミノ酸がほどよく溶け出して優しい味にできるそう。

「80度くらいというのは沸かしたお湯を一度注いでカップを温めた後、茶葉を入れた茶器に戻して淹れるイメージです。うま味を出したい場合には、
低い温度でゆっくりと淹れるとより甘くなりますよ」
ゆっくりの目安は1分30秒~2分程度。逆に、熱い温度で淹れる時には30秒程度で引き上げるのもポイントになるとか。
「お茶のうま味を引き出したい時は、ゆっくり時間をかけるのが大事です。引き出す時間そのものを味わうのもまた、お茶を楽しむ要素の一つなのではないでしょうか」
細かいところまでにこやかに教えてくださった坂上さんと話していて、誰といただくかも大切な要素なのだと感じました。

美味しそうなスイーツ
お店ではたくさんの日本茶にこだわったメニューがあり、オリジナルドリンクやスイーツのほか、抹茶ビールなどのお酒メニュ―までありました。坂上さんは、これらのメニューの選定にもかかわったとか。
「日本茶の美味しさをより楽しんでいただくために、産地やブレンドなどにもこだわりました。茶道では決まった型でお茶をいただきますが、一方で、様々な楽しみ方ができるのも日本茶の魅力の一つだと思うんです」
自粛生活で自宅でお茶をいただく機会が増えてきた昨今、とてもためになる情報を聞けました。坂上さん、ありがとうございました。
―「
美活(今さら)始めました」―
<文/にらさわあきこ>
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