彼に入れたい・喘がせたい…この気持ちの正体ってなんですか?|性活相談
相手を自分のモノにしたいという欲望の正体
相手を自分のモノにしたいと思うのも、相手のモノになりたいと思うのも社会的な欲望です。綺麗事に聞こえるかもしれませんが、愛とは、自他の尊重が前提にあり、あるがままの相手を受け入れることです。所有、支配は愛ではありません。そういう意味では嫉妬を愛の根拠にするのも違うと思います。
新たな欲望があなたの中に湧き上がってきているのは自然なことですが、その方向性は社会的影響を受けたものです。被支配から、支配になったのだとしたら、同じ文脈上にあります。支配関係や所有関係をセックスに持ち込む価値観が普通の社会で生きる僕たちだから仕方ないと言えばそうなのですが、セックスを純粋に楽しんでいるのかというと違います。セックスが手段になってます。これは正解不正解の話ではありません。自分の欲望が、純粋に自分のものではなくなっているということです。
欲望の方向性に正解不正解はない

森林原人さん
森林原人
1979年生まれ。1999年にAV男優デビュー。出演本数1万本。経験人数9千人。セックスの虜になり道を踏み外したと思われているが、本人は生きる道を見つけられたとむしろ感謝している。著書に『イケるSEX』(扶桑社)、『セックスお悩み相談室』(扶桑社)他。性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「リビドーリブ」とYouTubeチャンネル「森林原人YouTube」を運営。★Twitter(@AVmoribayashi)/★Instagram(@genjin_moribayashi_1979)
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