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「バービー人形」恋人役の俳優に「老けすぎ!」の声、俳優ファンが猛反発

 世界中で愛されているファッションドール・バービーの世界を実写映画化した『バービー』が今年8月、ついに日本公開される。バービーの恋人ケン役を演じるライアン・ゴズリングをめぐっては、「まさにハマリ役!」といった声もある一方で、「年をとりすぎている」といった辛口の評価も。実はライアン本人も、ケンを演じることに最初は不安だったと吐露している。

ケンのことをよく知らなかったから…

ライアン・ゴズリング

ライアン・ゴズリング

 先月25日(現地時間)に開催された映画イベントに登場したライアン。バービーを演じるマーゴット・ロビーやグレタ・ガーウィグ監督とともに作品のPRを行った際、自分がケンを演じることに、当初は疑問や不安を感じていたことを打ち明けた。 「正直に言うと、このときまで、僕はケンのことを遠くからしか知らなかった。彼の内面を知らなかったんだ」 「マーゴットとグレタが、僕の中からそれを引き出してくれたような気がする」  共演したマーゴットや監督が、ケンのキャラクターをうまく引き出してくれたと明かしたライアン。一方で、「ある日(突然)髪を脱色し、すね毛を剃り、特注のネオンカラーの服を着て、ベニスビーチをローラースケートで滑っていたんだ」と冗談を飛ばし、バービーのボーイフレンド役を演じることは非常にシュールな体験だったと語った。
 自分がケン役にふさわしいかどうか不安だったというライアンだが、監督や脚本担当は、彼以上の適役はいないと最初から考えていたようだ。聴衆を前に製作秘話を語った監督は、台本を書いている段階から、ケン役としてライアンの名前を入れていたと告白。そのときはまだ彼と実際に会ったことはなかったが、自分たちのなかでは、すでに出演が決まっているように感じていたと明かした。

Z世代から「ケンを演じるには老けすぎ」の声

 監督や脚本家から熱望されてケン役を演じることになったライアン。映画の予告編やポスターで、ケンのビジュアルが公開されると、監督の狙い通り「まさにハマり役」「完璧!」と称賛の声が上がった。  その一方で、ネット上では異なった評価も。特に映画の予告編が公開されると、一部のバービーファンから「ケン役にしては年とりすぎ」といった辛口コメントがSNSに寄せられるように。  とりわけ、1990年代中盤から2010年代に生まれたZ世代の若者にとって、42歳のライアンは老けて見えた模様。  SNS上では若者世代からの投稿とみられる辛辣なコメントが目立ち、「ライアン・ゴズリングは、ケン役を演じるには老けすぎ。悪いけど、彼のシワを見ちゃうと見る気がなくなる」「ライアン・ゴズリングは好きだけど、なぜかあの映画だと、すごく老けていて肌がカサカサしているような感じ。髪型のせいか、日焼けのせいかわからないけど、とにかく彼には保湿が必要」といったものから、「ケンおじいちゃん」と呼んでライアンの年齢や見た目をイジる人も。
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「ケンよりもライアンの方が若いんだよ!」ファンら猛反論
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