年商150億円の女性経営者が「仕事と子育ての両立」のために意識した4つのこと
岐阜県に本社を構える美容機器メーカー「A. GLOBAL*」の代表を務める金松月(きん しょうげつ)さん。年商150億円を達成している敏腕経営者の金さんですが、一人娘を育てているシングルマザーという一面もあります。お子さんは現在17歳になり、もうすぐ成人。子供が小学生や中学生の頃は、仕事と子育ての両立で大変な時期もあったんだとか。
※2023年9月より「株式会社ARTISTIC&CO. GLOBAL」から「株式会社A. GLOBAL」に社名変更。
今回は、金さんが子育てと仕事を両立させるために意識・行動したことについてお話を伺いました。
【インタビュー第12回】⇒年商150億円達成の女性経営者がクヨクヨ悩まない理由「義務教育も受けられなかった幼少期を思えば…」
――仕事と子育てを両立させるために、意識したのはどんなことでしょうか?
金さん(以下、金)「一緒にいられない時間が多いので、『子供に寂しい思いをさせている』とか『かわいそう』と思ったりすることや、罪悪感を抱くことはどうしてもありました。ですがその分、“一緒に居られない時間をどれだけ有意義にできるか”を考えたのです。
子供が小学生の頃は、NPO法人の施設で預かってもらったりもしました。そこは赤ちゃんからおじいさんまで幅広い世代の方々がいらっしゃったので、幅広い年代の方と関わることで、学ぶことがあったと思います。
たまに私が主催する中国語講座や、韓国語講座に連れていったりした時期もありました。他に習い事なども、本人が『やりたい』と言うことはやらせてあげました。ひとりの時間が長い分、“親といたらできないこと”を経験していたと思います」
――子供と一緒にいる時間を作るのは大変でしたか?
金「一緒にいれるときは、とにかく一緒にいるようにしました。たまに学校まで送って行ったり。あと、『子供を連れていってもいい』と言ってくださる仕事先には、迷惑にならない範囲内で連れて行くようにしていました。
そういう場所に連れていくことで、なかなかできない体験ができたのではないかと思います。大人と接することが多かったので、“大人慣れ”した子になりましたね」
――反抗期などはありましたか?
金「中学生の頃は大変でした!寂しさもあったのかも知れません……。ほとんど口を聞いてくれなくなりました」
――そのような時期は、金さんはどんな対応をしたのでしょうか?
金「喋りたくなければ喋らなくていいし、喋りたくなったら喋ればいい……という態度でいるようにしました。居場所だけは作って置こうと思って。朝も、喋らなくても一緒にいるようにしたりしました。
そうしていたら、機嫌がいいときは『私、反抗期だからさ〜』という感じで、自分が反抗期なことをネタにして話しかけてきたりするようになりました」
①一緒に居られない時間を有意義に
②一緒にいれるときはいる
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