
写真はイメージです(以下同じ)
こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式のチャットサービスにて、年間約1000件のペースで恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。
さて、「ハイスペ年上彼氏」と言えば、頭がよくて精神年齢も高い大人の男性に違いない――そういったイメージがある女性も多いはず。ですが、その先入観が必ずしも当てはまるとは限りません。
今回のご相談者である瞳さん(仮名・27歳)は、お見合いパーティーで一回り年上の健治さん(仮名・39歳)と出会い、交際1年。彼からプロポーズもされているそうですが、あるイベントが遅々として進まず、不安な日々を送っているそうです。
※ご紹介する相談内容はご本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
「難関私立のM大学卒の健治さんは、中高からその大学の付属の学校に入学した理系のエリートで、いまは外資の某メーカーに勤めています。イケメンというわけではないですけど、学生時代はテニスをやっていたそうで見た目はさわやかなスポーツマン。私の理想の結婚相手に条件ぴったりで、博学で知的な彼にすぐに惹かれていきました。恋愛遍歴を聞いたところ、歴代彼女は4人いて、非モテだったわけでもチャラかったわけでもないようです」
周囲に羨まれそうな「ハイスペ年上彼氏」との交際。付き合って8ヶ月後には、健治さんから「結婚しよう」とプロポーズされ、幸せ絶頂だったそうですが……。
「あれ? と思い始めたのは、私の父親が12歳差にちょっと難色を示しているということを、彼に伝えてからでした。今のご時世、一回り年上なんて珍しくもないと思うし、私は一切気にしてなかったんですが、父は価値観がアップデートされてない古いタイプの人だから、彼がアラフォーになっても結婚していなかったことを指摘してきたんです。……で、そのことを彼に伝えてから、私の両親への挨拶の日取りが全然決まらないんですよね(苦笑)」
健治さんは「最近、仕事が忙しくて、なかなかご挨拶にいく日程を確保できない」と言っているとのことですが、瞳さんは内情をこう説明します。
「父の話をする前までは、健治さんのほうから候補日をぽんぽんと挙げてくれていたんです。ただ父が難色を示していると伝えた日から、仕事が仕事が……と言い出して、具体的な日程を出してこなくなって。しかも私が見るかぎり、そんなにめちゃくちゃ仕事が忙しいわけでもなさそうで、何週間か前には私と丸一日のドライブデートに行ったこともあったんです。そんなこともあったから、私がちょっとイライラしちゃって『いつにするの?』って聞くと『瞳ちゃんに任せるよ』と。でも任せるもなにも彼の候補日がわからないと、勝手に決めることなんてできないじゃないですか」
そんな状況で筆者に相談をしてきた瞳さん。「お父さんに会うのがちょっとめんどくさそうっていうのはわかるんですけど、健治さんはどうして急にこんなにも消極的になってしまったんでしょうか?」という彼女の悩みに対して、筆者は次のように分析・意見していきました。