“大根役者”とかつて酷評の37歳が女優として開花!朝ドラを“フリ”にやさぐれキャラまで。夫のゲス不倫が背景か
かつては演技が酷評されることもあった佐々木希さんの俳優業が絶好調。
表向きは天使のような笑顔を見せる可憐な女性ながら、本当は悪魔のような殺人鬼だというキャラを渋谷凪咲さんが演じたのですが、佐々木さんと渋谷さんの怨嗟(おんさ)入り乱れる演技合戦が話題を呼んだのです。
以前は大根役者などと揶揄(やゆ)されることも少なくなかった佐々木さんですが、近年演じたキャラクターが好評を博すことがたびたびありました。
佐々木さんが2022年に出演した朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK)で演じたのは、視聴者たちの予想を良い意味で裏切る意外性のある社長令嬢役。その芸能事務所の社長令嬢は、ヒロインの恋人のトランペットの才能を見い出したのですが、登場初期はライバルになる悪女キャラなのではないか、と視聴者をざわつかせていたのです。
しかし、社長令嬢は純粋に音楽の才能に惚れ込んでいただけで、恋愛の泥沼展開を巻き起こすことはなく、好感度の高いキャラクターだったため、演じた佐々木さんの評判も良かったのです。
『カムカムエヴリバディ』の終了直後にスタートした2022年4月期の『やんごとなき一族』(フジテレビ系)では、そんな朝ドラの好演が盛大なフリになっていました。
土屋太鳳さん主演の『やんごとなき一族』は、庶民である主人公が上流社会の超セレブ一族に嫁ぐことになり、骨肉の争いに身を投じていくという物語。
佐々木さんが演じたのは、主人公の結婚相手(松下洸平さん)の学生時代からの友人役。大物政治家の娘で上流階級の教養も兼ね備えた清楚可憐なキャラ……と、途中まではそう思われていたのですが、豹変。主人公から結婚相手を奪おうとするクレイジーなヤンデレ女だったのです。
『カムカムエヴリバディ』で“悪女そうに見えて実は良い人”だったのがフリになっており、『やんごとなき一族』では“良い人そうに見えて実は悪女”という真逆の怪演を披露したことで、役者・佐々木希の評価はさらに上がったのでした。
佐々木さんは今クールの医療ミステリードラマ『天久鷹央の推理カルテ』(テレビ朝日系)に、橋本環奈さん演じる主人公の姉役でレギュラー出演中。エキセントリックな天才医師である主人公が唯一頭の上がらない存在で、普段は優雅でにこやかながら怒ると激変するというキャラを好演しています。 また前クールでは深夜ドラマながら『地獄の果てまで連れていく』(TBS系)に主演。かつて家族を殺された主人公が、顔を整形してその殺人鬼にベビーシッターとして近付いていくという復讐劇でした。

TBSテレビ『地獄の果てまで連れていく』公式サイト
悪女かと思いきや…朝ドラで演じたキャラが好評

『連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」オリジナル・サウンドトラック 劇伴コレクション Vol.2』(SMJ)
朝ドラが“フリ”になっていた怖いヤンデレキャラ

『やんごとなき一族』フジテレビ公式サイト


