36歳独身・元『渡鬼』子役「ひとりでしぬかも」な私が考える“独身女性の老後”の理想
橋田壽賀子脚本の人気長寿ドラマシリーズ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)で10歳から12年間、“加津ちゃん”こと野々下加津役を演じていた宇野なおみさん(36歳)。かつて“天才子役”と呼ばれた宇野さんは現在、フリーライターとして活動中です。
渡鬼シリーズ終了後の歩み、そして現在にいたるまで——当時は語れなかったことも含めて、宇野さんが“今だからこそ”綴るエッセイ連載。今回は、宇野さんが日々考えているという“自身の老後”について綴ります。(以下、宇野さんの寄稿)。
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皆様、ごきげんよう、先日誕生日を迎えた年女、宇野なおみでございます。
日々、老後について考えているわたくし、先日めでたく年金の追納が終わりました(国民年金)。
現時点(2025年8月時点)で独身。「ひとりでしにたい」もとい、「ひとりでしぬかも」もだいぶ現実味を帯びてきております。
しかして私は結婚を、縦の意見と横の意見を織り成して世界でひとつのブランケットを作っていく「ラップバトル」だと思っていますので。
サイファーしたくなってあっさり結婚していることもあり得ます。もっとも結婚生活をラップバトルと考えている女と結婚したがるニンゲンがいるかどうかはまた別問題……。
私の周りは独身女性も多いので、最近のトレンドトピックは上記の「老後をどう過ごしたいか」です。
何せ生涯未婚率は近年上がっており、2020年では50歳の生涯未婚女性の割合は17.8%。1980年にはわずか4%だったことを考えると、大幅に増えていると言えるでしょう。
日本は平均寿命の長いことで知られます。女性の場合、独身でもかなり長生きらしく、独身女性の平均寿命は81歳ぐらいだそうです。
昔は「仲良い友達と協力し合いながら暮らしたいよね~!」なんて夢物語を学校からの帰り道にしていたものです。現実問題として、お互いに助け合わないと社会そのものが成り立たない時代が近いと考えられるのではないでしょうか。
日々、老後について考える
老後、どう過ごしたい~?
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