Love

家事も育児もしない「子ども部屋おばさん」に育てられた29歳女性。家を出てから“全然うまくできなかったこと”は

こんにちは。これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。 今回は、いわゆる毒親家庭で育った女性・彩乃さん(仮名・29歳)のお話です。
彩乃さん(仮名)

彩乃さん(仮名)

幼少期から家庭に安心できる居場所はなく、自己肯定感の低さや「人を見る目のなさ」が恋愛に影響し、ダメな男性ばかりを選んでしまったと振り返ります。 そんな彼女の「毒親育ちゆえに苦戦した恋愛遍歴」を取材しました。

彼氏の家にいたら「彼女を名乗る女性」がやってきた

ある日、彩乃さんが恵比寿駅を歩いていると、彼氏の翔太さんが向こうから歩いてきました。今日は友人と会うと言っていたなと思い声をかけようとすると、横からやってきた女性が翔太さんに抱きつくのを見てしまったのです。 全身から冷や汗が吹き出ます。 翔太さんの方へ近づくと、彼も彩乃さんに気が付いたようです。正面に立ち、まっすぐ彼を見て尋ねます。 「どなた?」 問いかけに翔太さんは答えず、女性が「私? 翔太の彼女」と答えます。 そう、翔太さんは二股をしていたのです。
腕を組んで歩くカップル

写真はイメージです(以下同じ)

今まで心の中で引っかかっていたことが腑に落ちます。 「付き合って3年半の間、翔太が私に執着を示したことは一度もありませんでした。クールなタイプだと思っていましたが、どちらかと言えば翔太は感情豊かな方でした」と当時を思い出す彩乃さん。 とはいえ、彩乃さんの親と会う具体的な計画も出ていたので、まさか二股をかけているとは思いません。 その時の彩乃さんは、29歳になる直前でした。修羅場を経験した1カ月後に、筆者のところへご相談にやってきました。毒親育ちで自己肯定感が低く、「男性を見る目がない」と感じていた彩乃さん。29歳直前に経験した“どん底”に至るまでの恋愛遍歴を振り返ります。

美人の母は、家事も育児もしない子ども部屋おばさん

彩乃さんは福岡で生まれ育ちます。母親はミスコンに入賞するような美人で、恋多き女性だったそう。 両親は激しい喧嘩が絶えず、彩乃さんが幼少期の頃に離婚し、父親と離れて暮らすことになります。母親は職場の上司と交際し、離婚から2年後に再婚。新しいお父さんができたのですが、数カ月で母は離婚してしまいます。それからは母親と母方の祖父母との生活が始まります。 「母は今でいう子ども部屋おばさんです。家事も子育ても全て祖母がやっていました毒親母親には常に男性の気配があったそうです。夜に男性と電話しているのもよく聞いたし、ある時には家に同僚男性を呼んで、パソコンの設定をしてもらったことも。
次のページ 
母がブログに記した「娘に早く出て行ってほしい」
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ