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家事も育児もしない「子ども部屋おばさん」に育てられた29歳女性。家を出てから“全然うまくできなかったこと”は

母がブログに記した「娘に早く出て行ってほしい」

小学校からよく勉強ができた彩乃さんは、公立進学校に進学します。中学時代は吹奏楽部でしたが、スポーツができる明るい“陽キャ”に憧れがあったそうで、サッカー部のマネージャーになります。しかし、つまらなく感じてマネージャーはすぐにやめてしまいます。 学校 下駄箱当初、進路は国立大じゃないといけないと思っていた彩乃さん。ですが上智大学に興味を持って調べたところ、大学独自の給付型奨学金もあることが分かりました。祖父母が彩乃さんの学費を蓄えてくれていたこともあり、上智大学進学を目指します。彩乃さんは学習塾にも行かず、現役で上智大に合格しました。 離れて暮らしている父親は、合格を喜んでくれました。ですが一方で、母親がブログに「娘に早く出て行ってほしい」と書いているのを見つけてしまったそうです。 その言葉を目にした瞬間、彩乃さんは大きなショックを受けました。

付き合った素朴なメガネ男子がチャラくなる

大学でも吹奏楽部に入ります。当時の男性の好みは「賢くて痩せてて黒髪のメガネ男子」だったそうです。吹奏楽部で好みの男性・慎吾さん(仮名)と知り合い、彩乃さんのアプローチでお付き合いすることになります。慎吾さんは都内の中高一貫男子校出身で、彩乃さんが初めての彼女でした。 「付き合ってから慎吾は美容室で髪を切るようになって、髪を染めて眼鏡もコンタクトレンズにしました。あとから分かったのですが、私以外にも彼にアプローチしていた女性がいたようです。女性からモテるようになったせいか、調子に乗るようになってしまいました」 やがて、部活の飲み会で女性を膝に座らせていたなどのうわさが耳に入りはじめます。 彩乃さんがLINEで問い詰めても慎吾さんは無視し、部活でも顔を合わせようとせず避けられます。でもしばらくすると慎吾さんの方から謝罪の連絡がきてよりを戻す、というサイクルを何回か繰り返したそうです。 しかし結局、大学3年の頃に別れることになりました。
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大学中退でお金がないITエンジニアと交際
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