ウェディングドレスを自作→数年後の“リメイク後”も素敵すぎる。作者の女性「10代からの夢を叶えたんです」
人の自慢話はあまり聞きたくない……と思っていましたが、この方が明かしてくれた“自慢”は最高でした。
2児のママである「ai(あい)| 創と布と粉の人。」さん(@__ai.room__)は、2025年7月にThreadsへ2種類の画像を投稿。
それはウェディングドレスを着た女性の画像と、ベビードレスを着た生後間もない女の子の画像です。一緒に、こんな文章が綴られていました。
「ちょっとだけ自慢させてください
ウェディングドレス自作して、赤ちゃん産まれたらそのドレスをバラしてベビードレスにしたんです。
10代からの夢を叶えたんです、私。」
つまり、aiさんは自身の結婚式で着たウェディングドレスを自ら作り、しかもそれをリメイクして我が子のベビードレスに仕立てたのです。あまりに素敵すぎる10代からの夢と、あまりに素敵すぎる洋服作りの腕前!
このウェディングドレス&ベビードレスの詳細と、なぜそんなに洋服作りがうまいのか? など、気になることをaiさんに聞いてみました。
――すごく素敵なウェディングドレスとベビードレスなのですが、aiさんは洋服を作るお仕事をされているのでしょうか?
ai:まったくしていなくて、趣味なんです。服飾の学校に通ったこともなく、独学で覚えました。
ただ、以前コスプレイヤーをやっていたんですね。やっぱり服って結構高いですし、昔からなにかを作ったりするのが好きだったので「自分で作ったほうが安く済むんじゃないか」というところから洋裁にハマり、服を作るようになりました。
――以前はどういうコスプレをやっていたのでしょうか?
ai:いろいろやっていたのですが、実際に服を作ったのは『アイドルマスター』などのアイドル系だったり、あとは男装をよくやっていたので男子の軍服系とか制服、袴とかも作ったりしていました。
――投稿を拝見しましたが、10代の頃から「ウェディングドレスを自作する」という夢があったそうですね。
ai:コスプレをきっかけに服を作るようになり、それから「将来、自分が結婚できたら結婚式では手作りのドレスが着たいな」と思うようになっていました。だから、コスプレという趣味は私の人生のなかですごく大きかったです。
実際に結婚してからは「もし、子どもが生まれたらこのドレスをバラしてベビードレスにしたら可愛いな」と思うようになりました。
――aiさんが自作のウェディングドレスを着て結婚式を挙げたのはいつですか?
ai:5年前の2020年になります。
――最初から最後まで、すべてお一人でウェディングドレス作りは行われたんですか?
ai:はい、全部一人でやりました。
――本当ですか! どういう工程を経て完成したのでしょうか?
ai:今まで自分の服はいろいろ作っていて型紙はもともとあったので、そこからドレスの型紙を作りました。ドレスの裾の丈などは着てみないとわからないので、生地を体に布を巻いて「この辺で切って~」と決めていって上半身は型紙をちゃんと作り、下の部分は成り行きで作っていったという感じです。
洋服作りの技術はコスプレイヤー時代に覚えた
ウェディングドレスの生地に市販のカーテンを活用
――そこから、縫製などを含めてすべて最後までやったということですね。すごいな……。結果、どんなウェディングドレスに仕上がりましたか? ai:もともとは別のタイプを考えていたのですが、作っている途中におばあちゃんが「この真珠のネックレスを結婚式でぜひ着けて」とプレゼントしてくれたので、ネックレスがよく映えるオフショルダータイプに急遽変更しました。あと、やっぱりシルエットがピチっとしていないとカッコ悪いので、シルエットにはこだわっています。 ――上半身はシルエットがきっちりわかるような感じで、腰から下はふわっとなっていますね。とても自作とは思えないです(笑)。製作期間はどのくらいでしたか? ai:仕事しながらちょこちょこ進めて、3か月ぐらいで完成しました。 ――特に苦労されたことはありますか? ai:苦労したところですか? う~ん、そうですね……。あんまりないかも(笑)。 ――つまずかずにうまくいった感じですか? ai:あ、生地選びはすごく迷いました。たとえば、ドレスのレースはカーテンの布なんです。 ――えっ、そうなんですか! ai:長くて安いというところから、カーテンの生地を選んで。結果的に、レンタルすると30万円以上かかるところが2万円ぐらいで収まりました。 ――へーっ、作ったほうが安くなるものなんですね。まあ、誰もが作れるものじゃないですけど(笑)。







