『あすなろ白書』から33年!筒井道隆&石田ひかりの“夫婦役”共演に世代歓喜。55歳になったかつての色男の現在地
1993年放送のドラマ『あすなろ白書』(フジテレビ系)で共演した筒井道隆と石田ひかりが、何と33年ぶりの再共演を果たす。2026年9月18日公開の映画『さとこはいつも』で夫婦役を演じるのだ。
1990年代を代表するトレンディドラマ俳優だった筒井だが、2020年代は演じるキャラクター性が明確に変化している。放送中の連続テレビ小説『風、薫る』(NHK)で演じる院長役もその1つ。
しなやかなトレンディ俳優から眉間に皺を寄せる俳優へ。“イケメン研究家”加賀谷健が解説する。
2026年9月公開予定の、沖田修一監督作『さとこはいつも』で筒井道隆と石田ひかりが夫婦役を演じる。筒井と石田の共演は、1993年放送のドラマ『あすなろ白書』以来、33年ぶりとなる。平成初期ドラマ世代が思わず歓喜するキャスティングではないか!
今回の情報解禁で2人はそれぞれこんなコメントを寄せている。「筒井くんとは、「とうとう夫婦になったか! 時間は経ったなぁ」という気持ちです」と石田。筒井も「ひかりちゃんと仕事ができてうれしかったです」と素直に喜んでいる。
3人の「さとこ」の1人を演じる石田だが、夫婦は大学時代に出会ったという設定だ。『あすなろ白書』もキャンパスライフを謳歌する「あすなろ会」の面々の恋模様を描いたドラマで、石田演じる主人公・園田なるみが筒井演じる同級生・掛居保に淡い恋心を寄せていた。
そんな役柄が33年の時を経て夫婦役として結実したような、感慨深さがあるのだ。
沖田監督は数々の映画人を輩出してきた、日本大学芸術学部映画学科出身者だが、筒井の俳優デビュー作である映画『バタアシ金魚』(1990年)の松岡錠司監督は先輩にあたる(沖田監督は撮影・録音コース、松岡監督は監督コース)。日芸出身監督たちによるフィルモグラフィーが、筒井の長いキャリアを紐付けている。
その間、特に90年代はトレンディドラマ俳優として気を吐いた。大きく前半と後半に分類すると、最高視聴率30%を超えた『あすなろ白書』などの前半は、どこか頼りない色男キャラを、三谷幸喜脚本作『王様のレストラン』(フジテレビ系、1995年)と『総理と呼ばないで』(フジテレビ系、1997年)に出演した後半は、明らかに頼りないけれどなぜか飄々としているキャラを演じた。
特に後半の2作品は筒井のしなやかな持ち味を決定づけた。いずれも、ひょんなことからフランス料理店のオーナーとなり、史上最低支持率を誇る内閣の官房長官になる。
そしていずれも大きな門をくぐる料理店と首相官邸というメイン舞台があり、そこに筒井演じるキャラクターがのっそのっそ歩いてやってきて、オドオドしながら慣れない場所でガチガチになることがはっきり類似している。トレンディ俳優としての筒井には、いつもオドオド、ガチガチなキャラの魅力がある。










