菊地凛子の『ハイヒール』他、「ファッション×ショートムービー」に注目!
こんにちは、映画で美活する映画美容ライターの此花さくやです。
ファッションが映画の要となる作品は昔からありますよね。『ティファニーで朝食を』(1961年)のジバンシーの衣装、ココ・シャネルがデザイナーに成長する姿を描いた『ココ・アヴァン・シャネル』(2009年)、ファッションデザイナーであるトム・フォードのデビュー作『シングルマン』(2009年)など、映画の衣装が重要な役割を担っている作品からファッションデザイナーの伝記物、ファッションデザイナーが手掛ける映画まで、さまざまなものがあります。
そこで今回は、近年、新しい映画ジャンルとして台頭してきた“ファッションショート”とオススメの3本をご紹介したいと思います。
映像だけで見せていようとも、ドラマ仕立てで見せていようとも、ファッションがフィーチャーされている映画はファッション映画と呼ばれています。
ファッション映画が増えてきた背景には、多くのファッションフォトグラファーが、ミュージックビデオやショートムービーを製作し始めたこともあります。デジタル世代の若いファッションフォトグラファーが、画像と動画を結び付けるのは、とても自然な流れ。
それに、長編映画ではなく、ミュージックビデオやショートフィルムなら資金が集めやすく、製作しやすいという一面もあります。
そして、ファッション映画のなかでも、新しいジャンルがファッションショートというもの。これは短編のファッション映画のことで、ファッション界で最近ブームに。確かに写真よりも、映像のほうがブランドのイメージ、エモーションやメッセージを伝えやすいですよね(ブランドを主題にしていなくとも、ファッションが出てくる短編映画のことをファッションショートと呼ぶのだとか)。
さあ、それでは、今、花開くファッションショートのおすすめを3本、ピックアップしてみました!
1. フェラガモが贈る短編『My life is a play』
⇒【YouTube】はコチラ Salvatore Ferragamo Signorina #mylifeisaplay Film https://youtu.be/QEBqlVbMoB4
フェラガモのフレグランス「シ二ョリーナ オーデトワレ」をモチーフにした約4分の物語。多様な顔をもつ現代の女性をモデルのグレース・ハーツェルが演じます。監督は、コカ・コーラ、BMW、メルセデス・ベンツなどのキャンペーンムービーを手掛け、カンヌライオンズ シルバー賞なども受賞したSebastian Grousset(セバスチャン・グロウセット)。
男性に選ばれる女性ではなく、男性を選ぶ女性。ロマンスは楽しむけれど、人生の主役は私、という自立した複雑な女性を素晴らしい色彩と衣装、ドラマチックな音楽で表現するストーリーは、観ていてスカッとしちゃいます。ベルリンファッションフィルムフェスティバルやCiclope Film Festival 2016でアワードを受賞したそう。
ただいま、東京と神奈川で開催中の米アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」でも公開中。大きなスクリーンでフェラガモの世界観に浸るのもステキですよ。
ファッションショートって何?
おすすめの「ファッションショート」3選
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