結婚相談所にはクズ男もいる!バリキャリ女子が捕まえたIT起業家の本性
自身の能力を最大限に活かし仕事に没頭してきた、いわゆるバリキャリ。相応のキャリアを手に入れて充実した日々を過ごす反面、恋愛とは縁遠いこともしばしば。
そんな彼女たちが安らぎを求めて結婚を意識し始めたとき、仕事で発揮してきた力を出し切ることはなかなか難しいようです。
一部上場企業で働くチカコさん(仮名・34歳)は、職場でも一目置かれる存在のバリキャリ。さりげなく身につけた高級ブランド品がセンスの良さを感じさせる、いかにも“デキる女”といった雰囲気の女性です。
周囲が次々と寿退社で職場を去っても、「仕事に恋愛を持ち込むとロクなことがない」という自身のモットーに従い、仕事一筋でひた走ってきたチカコさん。ところが、同じように第一線で活躍してきた戦友であり親友の女性が結婚したことを機に、気持ちに変化が芽生えたといいます。
「ママとして家庭に収まっている彼女の顔つきがすごく柔らかくなって、素直にステキだなって感じたんです。産む前は『旦那にハメられた。すぐに職場復帰する』なんて息巻いていたのに、いざ子どもが生まれたら『この子を育てることに全力を注ぐのも悪くないかな』ってあっさりキャリアも手放しちゃって。
でも、それをみていたら、仕事だけで人生を終わらせるのも寂しいかなって思うようになったんです」
とはいえ、職場の男性と色恋沙汰を起こすのは自信のポリシーに反する。そこで、結婚相談所に登録することにしたそうです。
チカコさんが登録した結婚相談所で出した相手の条件は、なんと“年収1000万円以上”。
「私もそこそこ稼いでいるので、実際のところ旦那になる人のお給料なんて気にしていないんです。ただ、そのくらいのクラスなら、仕事に対する思いとかプライベートでのお金の使いかたとか、価値観の近い人がみつかるかなって」
お見合いや相談所主催のパーティなどで条件通りの男性数人と交流したチカコさん。IT関係の起業家というヨシナリさん(仮名・37歳)と意気投合し、プライベートでも連絡を取り合うように。
「彼も仕事一筋で、友人の結婚がきっかけになったと同じ境遇だったんです。贅沢はしないけれど、こだわるところにはケチらないという経済観念も一緒。年齢的にもほどよいし、このまま上手くいけばいいなぁとぼんやりながら思っていました」
出会ってから約1か月後、ヨシナリさんから正式に交際の申し出を受けて結婚を前提としたお付き合いが始まります。結婚相談所も退会し、実家の両親にも交際相手がいることを報告。翌月にはふたりで挨拶へ行くとも伝えたそう。
「私もこの年だし、長い間浮いた話もなかったのですごく喜んでくれました。でも、彼の仕事の都合で翌月の挨拶は延期になってしまったんです」
翌々月に延期した両親との挨拶。しかし、翌月も、その翌月も予定が合わず、挨拶に行けないまま4か月が過ぎたといいます。
「実家への挨拶は延期になりましたが、私たちの関係は問題ありませんでしたし、慌てることもないかなって。というのも、私のマンションで同棲状態だったんです。だから、籍を入れるタイミングが少し延びるだけ。実生活は新婚のような幸せな日々で、避妊もしないでとにかくベタベタしまくってました(笑)」
バリキャリの意識を変えた戦友のデキ婚
結婚相談所で見つけた結婚へのステップ
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