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保護猫カフェがコロナ禍で次々休業。猫の命のために支援できることは?

 新型コロナウイルス感染症の影響で今、全国の飲食店はテイクアウトを始めるなどして必死に明日への道を模索しています。しかし、そうした方法を取ることさえ難しく、困惑しているのが全国各地の保護猫カフェ。今回は、オーナーさんたちに苦しい経営状態を伺いました。
猫カフェ

写真はイメージです

「猫たちを無事に譲渡するまで絶対に廃業できません」

 取材時、コロナによる対応は各都道府県によって差がありました。例えば、国からの緊急事態宣言が出ている東京都では、休業している保護猫カフェも多かったよう。しかし、休業中も猫たちのお世話代はかかるため、店側は厳しさを感じています。 「今の状況だと持ちこたえられて1ヶ月。お店にいる保護猫たちは様々な経験で一度は辛い思いをしている子たちばかり。この子たちを無事に譲渡するまで絶対に廃業できません。」  そう語るのは「ネコリパブリック東京お茶の水店」の店長。コロナにより、月700人だった客数はゼロに。しかし、こうした状況の中でも保護猫文化を根付かせたいという強い思いは揺らぎません。 「私たちは2022年2月22日までに行政による猫の殺処分ゼロを目標に活動しています。休業中の今も、その想いは変わりません。せっかく広がりつつあった保護猫文化をコロナのせいで台無しにされたくはないです。」

休業しても休業できなくても苦しい

 一時は県からの緊急事態宣言のみが出されていた愛知県では、休業できない苦しみを抱えているお店も多いよう。一宮市にある「ねこぱんち」は3月の売上が通常の約半分になり、4月には約65%減に。 「コロナの前は平日3~10組、土日祝は5~15組来てくださっていましたが、現在は平日0~2組、土日祝は1~5組になりました。県から緊急事態宣言が出される前と後で客数は若干少なくなりましたが、コロナが流行り始めた頃から一気にお客さんは減っていました。」  お客さんのことを考えると本当は臨時休業したい。でも、営業を自粛すると1ヶ月にかかる約7万円のご飯・猫砂代や治療費が賄えなくなってしまう……。政府からの補償が明確にならない中、そんな相反する気持ちを抱えながらお店を開け続けていましたが、4月21日に、5月6日までの一時休業を決めました。

独自のアイデアで店舗の存続を

 この状況をなんとか乗り切りたい。そう考え、各地の保護猫カフェは様々な方法でお店を続ける道を模索しています。例えば、「ネコリパブリック東京お茶の水店」は緊急支援サイトを作ったり、オンライン譲渡会を行ったりして店舗を維持し続け、猫たちを幸せにしようと奮闘。 「ねこぱんち」ではYouTubeに動画を投稿し、お店を知ってもらおうと努力しています。  そして、京都市にある「Neko Café TiME」もYouTubeを活用し、店内の様子を24時間ライブ中継。お店のホームページにあるネットショップでは、先買いのカフェチケットも販売しています。「チケットは無期限でお使いいただけます。デザインがかわいいので、ぜひ見てほしいです。」
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私たちにできることは?
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