マスクで自己表現する人も現れた。アニメ系の痛マスク、原宿系のデコマスクなど、目を奪われる見た目だ。だが、外に出歩くことはせず、SNSでアップするのみ。そこは自粛しているようだ。一方、防塵防毒マスクを選ぶ人は堂々と使用。外出先や職場でビビられているらしい。
●痛マスク

「根がオタクなので好きなキャラのマスクが欲しくて。缶バッジで塞がれて息ができないけど、出来栄えは可愛くて100点です」
●防塵防毒マスク

「どうせならウケるほうがいいので5000円で買いました。トイレの悪臭も一切せず、嗅覚がおかしくなったかと逆に心配になるくらいです」
●デコマスク

「りゅうちぇるさんが作っていて可愛かったので私も作りました。家でインスタ映えするのが目的です。原宿ならつけていられます」
京都府の男性は、思わぬ掘り出し物が見つかった。「宮城の母から送ってもらったマスクが、1964年の東京五輪の記念品と思われるものでした。母の知人が薬局を廃業したときに引き取ったらしいです」。劣化は目立たず使えそうだが、貴重なので最終手段にしてあるそうだ。

「サイズが小さいので子供に使おうかと思ったけど、妻に消毒したほうがいいって注意されて。そりゃそうですよね(笑)」

【大西一成氏】
医学博士。聖路加国際大学大学院公衆衛生学研究科准教授。専門は環境疫学・公衆衛生学など。著書に『マスクの品格』(幻冬舎)

<取材・文/櫻井一樹 ツマミ具依 協力/ALL for ME・マチルダ(ブラジャーマスク)>
※週刊SPA!4月28日発売号より