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セクハラ報道された箕輪氏、“クソLINEの典型”すぎて驚いた

箕輪氏が言い放った「大丈夫!」がグロテスク

箕輪氏のオンラインサロン(画像:CAMPFIRE「箕輪編集室」より)

箕輪氏のオンラインサロン(画像:CAMPFIRE「箕輪編集室」より)

 そして個人的にもっともしんどかったのはこの部分です。 〈私の原稿が未熟だったということもあると思いますが、あまりに酷い仕打ちに怒りと悲しみが収まりませんでした。それまでの2カ月間、忙しい松浦さんのスケジュールに合わせて取材し、昼夜問わず原稿を書き続けてきました。2016年12月を機に連載など、定期的な収入になる仕事もすべて断り、新規の仕事もほとんど受けていません。 『ライターとして力尽きた』『今度バイトの面接に行くんです』と箕輪さんに弱音を吐いたときには『大丈夫! 俺も見城さんの本(箕輪氏が双葉社在籍時代に担当した見城氏の書籍「たった一人の熱狂」)の時、他の全ての仕事捨てたから!』と励まされたので、貯金を切り崩しながら生活しました。でも結局、本は出版されず、罵倒されて終わりました〉(「文春オンライン」より)  箕輪氏があっけらかんと言い放った「大丈夫!」が本当にグロテスクで頭がクラクラしました。  給料が出る会社員となんの保証もないフリーランスでは、他の仕事を捨てることの意味が違いすぎますよね。そこを無視して「大丈夫!」って……あまりに血も涙もないひと言だと感じました。

「クソLINEの教科書」と驚くほどそっくり

 なお、下記のスクリーンショットは我々が「クソLINEの教科書」と呼んでいつもイベントの冒頭で紹介するものなんですが、箕輪氏が送ったものと驚くほど酷似していますよね。 桃山商事「クソLINEの教科書」桃山商事「クソLINEの教科書」2<男性「今からって時間ないよね? 笑」 女性「もーお風呂はいったわ!笑」 男性「ですよね笑 言ってくれたら一緒にお風呂入りにいったのに 笑」 女性「気をつけてお帰りを~(絵文字)」 男性「オッケー(絵文字)了解(絵文字)いつか家で休憩させてね笑 横になれれば廊下でも良いので笑」> (※ 最初の男性の送信時刻は23時5分)  送り主は、これを受けた女性からすると「会社の先輩の友人」にあたる男性で、立場的に断りづらい関係にある。家に行きたがっているところも同じだし、おまけに「ゆっくりしたい」「休憩させてね」というエクスキューズも瓜二つです。  著書『死ぬこと以外かすり傷』で「普通なんてつまらない」「予定調和を破壊せよ」と読者を煽り立てていた箕輪氏が、性欲がからむと途端に量産型の男になってしまうあたり、男性性というものの恐ろしさを感じました。 【清田隆之 プロフィール】 文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。朝日新聞の人生相談「悩みのるつぼ」では回答者を務める。単著としては『よかれと思ってやったのに─男たちの「失敗学」入門』、桃山商事としての著書に『生き抜くための恋愛相談』『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』などがある。Twitter(@momoyama_radio) <文/清田隆之>
清田隆之
1980年、東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。近著に『さよなら、俺たち』『自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと』など
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