パーツはゴミ袋の中で洗えば、流し台を汚さずに済む!
――続いて、本題の掃除。取り外したパーツは、流し台で洗うのが一般的だと思いますが、汚れが気になりますよね。これってどうすれば良いのでしょう?
鈴木:弊社では、大きめのゴミ袋の中で洗うことをオススメしています。まず、流し台にゴミ袋を広げて、台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯(40〜45℃程度)を張ります。
そのなかにフィルター・整流板・ファンを入れて掃除します。ファンは高さがあるので、洗い桶や洗面器にゴミ袋をかぶせると洗いやすいですよ。
――確かに、ゴミ袋のなかで洗えば流し台を汚さずに済みます!
鈴木:はい。それと、油汚れを落とすためにアルカリ性洗剤(重曹など)と熱湯を使ったほうが手っ取り早いと思うかもしれませんが、それによって表面の塗装やメッキも一緒に落ちてしまうことがあります。なので、台所用中性洗剤とぬるま湯で優しく洗ってください。頑固な汚れはつけ置きすると落ちやすくなります。道具も使い古しの歯ブラシやスポンジなど、柔らかいものがオススメですよ。
レンジフードの本体も、台所用中性洗剤を薄めたぬるま湯を浸した布で拭くのもお忘れなく。洗ったパーツは水気を取ってしっかり乾燥させ、元通りに取り付けてください。
――レンジフードをいためないという意味でも、優しくこまめに洗うのが良いのですね。
鈴木:長年使い続けて汚れがなかなか落ちない・吸い込みが悪いといった悩みがあるなら、最終手段としてレンジフードを買い替えるという選択肢もあります。というのも、業界では近年、お手入れしやすいレンジフードの開発に注力しているので、昔のものより清掃性は格段に良くなっています。