【大江戸牡丹(10本入り)】
価格660円(税込)
次に紹介するのは線香花火です。立川さん曰く、線香花火は花火の中でも別世界で語られるものとのこと。そんな中からおすすめの逸品を紹介してもらいました。
「本が一冊出せるほど、線香花火は奥が深いです(笑)。
『大江戸牡丹』は、そのなかでも国産の線香花火の知恵と歴史がつまった名作といえるでしょう。
火をつけると、美しい火の玉のつぼみができあがります。このつぼみができあがる様の美しさも見どころで、生命の誕生を感じさせます。そして、しばらくすると名前負けしない大きく見事な光の花が開きます。
パチパチという音とともに手に伝わる振動も心地よく、人生と重ね合わせながら、最後の最後まで線香花火の持つ世界を存分に楽しむことができます」
立川さんから「人生」という驚きのフレーズが出てきましたが、線香花火は、火をつけると火の玉のつぼみが形成されて、パチパチと勢いよくはぜた後に火花が柳のように垂れていき、最後に静かに燃え尽きるという4つの変化を楽しむことができます。
このことから、線香花火は古よりその移り変わりを人生に例えられることが多く、素晴らしい線香花火こそ、世界観が見事に表現されていると立川さんは言います。この夏は、究極の線香花火で夏の夜に様々な思いを巡らせてみるのもいいかもしれませんね。
ここからは、一風変わった手持ち花火の紹介です。