
今回、無茶を承知で「絶対に効果のあるストレス発散は?」と質問しました。すると、「生きるためにするべきこと」に焦点を絞り、対策を4つ取ることが大切だと教えてもらいました。
1 食事
2 睡眠
3 運動
4 人とつながる
それぞれ量やリズムは異なりますが、この4つがないと、どんなにしたいことが出来ても、人は健康を損なうといいます。
4番目の「人とつながる」は一見生きるために不必要かと思われがちですが、社会的動物である以上、0にしてはいけないのでしょう。基本を徹底して大切に。みなさんはコロナによるダメージ、可能な限り手放すことができているでしょうか。
コロナうつに限らず、先程紹介した4点が適切に対処できれば、急激に体調や心を壊すことを避けられるのでしょう。とはいえ、すでに体調が悪い人や、異変を感じ始めている人は、判断基準をどこに置けばいいのでしょうか?
「うつ状態とうつ病は厳密には異なりますが、だいたいが食欲低下と不眠という症状が出ます。ただ人によっては過食や過眠気味になる方もいる。いずれにしても、
心身の不調は食事と睡眠が普段に比べると不安定になるのが入り口であり、分かりやすい現象です。他にも症状は個人差がありますが、異変を感じた方はこの2点を注意してみるようにしてください」

ちなみに、初村医師によると、うつ状態とうつ病は、明確に状態が異なるとか。
うつ状態=気力低下
うつ病=脳機能の低下
自分が今どちらの状態なのかを把握するためにも、クリニックに早めに足を運ぶというのは重要だそうです。
「我々のクリニックなら、うつ状態かうつ病なのか、脳機能の検査によって判断ができます。もし病気なら医学的な措置をした方がいいですし、病気じゃないと思っていても、病気だった方も意外と多いです。適切な判断をするためにも、クリニックは利用してほしいなと思っています」
コロナうつに限らず、気力低下やうつ病との関わり方は正しく知っておきたいですね。