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熱中症の危険をアラームで知らせる「熱中対策ウォッチ」、仕組みを聞いてみた

最新技術「熱ごもりセンサー」で危険を感知

新しい熱中症予防対策「熱中症対策ウォッチ」「わたしたちの体は通常、体内に熱がこもると汗をかいたりして、体の中の熱を外に出しています。熱中症は体内にこもった熱が、うまく放出されない状態で起こるのですが、熱中対策ウォッチに内臓されている『熱ごもりセンサー』は、体にたまった熱が危険値に達するとアラームが鳴る仕組みになっています」 「熱ごもりセンサー」とは初めて聞きました。 「はい、わたしたちが新しく開発したものです。身につけることで体の熱を検知できる、今まで世の中になかった新しいセンサーなんです」

“3ヶ月使い切り”に込められた意味

 こんなに軽量なのに、すごい技術がつまっているんですね。3ヶ月使い切りというのがもったいなく感じてしまいます。
最新技術「熱ごもりセンサー」で危険を感知

この透明フィルムを外して使うだけ

お年寄りから子どもまで、誰でもどこでも、簡単に確実に使える製品にすることが、一番重要なことだと考えてシンプルな設計にしました。永久に使える製品にするとなれば充電式にしなければならず、充電中は使用できません。  さらには操作も複雑になり、万が一充電が切れてしまったり誤操作をしてしまっては、使いたいときに使えず意味がなくなります。その結果、3ヶ月使い切りという形になったんです」  たしかに、電池保護フィルムを剥がして腕につける以外、なんの操作もしていません。使う人のことをとことん考えた製品だったんですね。

コストを抑えるメリットもある

「気軽に使ってもらうためには、購入のハードルを下げる必要があると考えていました。一夏使えるように3ヶ月という使用期間に設定して、使い切りにすることでコストもおさえています」  たくさんの人に使ってもらって、熱中症で倒れる人をゼロにしたいという熱い思いを製品から感じます。ちなみに今年は梅雨が長かったのですが、商品の売れ行きはいいのでしょうか。 「おかげさまで、ここ数年の猛暑で需要はどんどん増えています。建設現場などで働く方を中心に、法人から個人まで多くの方に使用していただいています」
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商品化するまでに3年かかった
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