最初は「体内に体温計を埋め込むしかない」と言われた
腕にまいて熱中症を予防するという、今までにない形の製品ですが、なぜ熱中対策ウォッチを開発しようと考えたのですか。
写真はイメージです
「暑さ対策について調べていたときに、『塩飴をなめる』『水分を摂る』といった対策が主流であると知りました。熱中症で搬送されたり亡くなる人が増えている中で、私たちの技術を応用して、新しい切り口の熱中症対策の商品を開発しようと思ったんです」
たしかに、熱中症はなってしまってからでは手遅れなものの、予防するのが難しいです。
「開発当初は、専門家の先生に『熱中症を予防するためには、体内に体温計を埋め込むしかない』と助言をいただいたんです。それから3年間実験や実証を重ね、無事商品化することができました。
未知の商品の開発だったのですが、熱中対策ウォッチが誰かを救う、誰かの役に立つ。メンバー全員その思いでここまでたどりつきました」
身につけることで、個人で熱中症を予防できる新しい熱中症予防対策。驚くほど軽くシンプルなビジュアルにつまった、開発者の熱い思いと最先端の機能に脱帽です。身近な人にちょっとしたプレゼントとして送るのにも最適かもしれません。
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Biodata bankの「
熱中対策ウォッチ」とは暑熱下のリスクを検知し、暑熱下で一大事になる前にアラーム&LED表示で知らせする使い切りのウェアラブルデバイスです。“一大事”になる前にリスクがあることをアラーム&LED表示でお知らせし、水分補給や涼しい場所での休息を促します。
<文/瀧戸詠未>
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