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極貧からトップモデルに。富豪との婚約でも、クールに「契約書をかわす」

 貧しかった少女時代、屋台で野菜を売っていたときにスカウトされ、たちまちスーパーモデルまで上り詰めたロシア出身のナタリア・ヴォディアノヴァ。一流ブランドのデザイナーからのラブコールが絶えないと同時に、私生活では大富豪の御曹司から見染められ、幸せで豊かな家庭生活を送っていることでも知られる。そんな“現代版シンデレラ“のナタリアが、「愛のため」に婚前契約を結ぶ必要性を説いている。

人気絶頂期、19歳で貴族と結婚

ナタリア・ヴォディアノバ

ナタリア・ヴォディアノバ

 ロシアの貧しい家庭で生まれ育ち、学校にも行かず、不遇の少女時代を過ごしたというナタリア。15歳のときにスカウトされたことをきっかけに、モデル活動を開始。17歳でフランスに拠点をうつすと、またたく間にトップモデルに。  人気絶頂だった2001年には、英国貴族でイギリス有数の資産家の御曹司であるジャスティン・ポートマンと電撃結婚。当時19歳とまだ若かったナタリアだが、結婚から間もなく、20歳のときに第1子長男ルーカスを出産した。その後、第2子の長女ネヴァ、第3子次男ビクトルが誕生したが、2011年にジャスティンとの離婚を発表した。
ナタリアとジャスティン・ポートマン

元夫のジャスティン・ポートマン(左)とナタリア(右)
(C)Viacheslav Chere

「お互いを愛しているなら…」婚前契約の必要性を力説

 ジャスティンとの離婚後には、LVMH会長の御曹司アントワーヌ・アルノー氏と交際を開始したナタリア。アントワーヌは、高級ブランドの世界最大手、仏モエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)グループの創設者ベルナール・アルノーの息子で、将来のLVMHの後継者と目されている人物だ。  すでに交際8年というナタリアとアントワーヌは、これまでパートナーとして6歳と4歳になる子供2人を育ててきたが、今年1月ついに婚約。ナタリアは2人の関係について、こう語る。 「正直なところ、前夫と離婚した後、結婚を急ぐ気はしなかった。でも、この関係が非常に強固なものだということを、時間が教えてくれたの」
 裕福な男性たちと恋に落ち、幸せな家庭を築く……まるでおとぎ話のヒロインのような話だが、本人は意外にも、結婚について冷静な見方をしているようだ。  元夫のジャスティンと結婚する際にも、事前に資産の分配方法について契約を交わしていたというナタリアは、婚前契約の必要性を力説する。そういった契約書はロマンチックでないことはないと前置きした上で、『ザ・タイムズ・ウィークエンド』誌にこう話している。 「長い間続く関係を築き上げるには起こりうる全てのシナリオを話し合わなきゃいけない。お互いを愛しているなら、そして、たとえ別れることになっても愛し合いたいならね。そういった友好的な関係を守るには確固とした契約が必要。お金のことって悩みの種になるから、それを(契約書と共に)解決しておくことで、正しい理由で一緒に暮らすことができる。愛というね

日本でも婚前契約を結ぶ人が増えている

 実際、ナタリアのように婚前契約を結ぶ海外セレブは多い。大物カップルとして注目を集めた歌姫マイリー・サイラス&人気俳優リアム・ヘムズワースが離婚する際には、婚前契約書により犬、馬、猫、豚のペットたちの親権はマイリーが持つことで合意、スムーズに離婚手続きが進んだといわれている。  最近は、日本でも婚前契約を結ぶ人も増えているようで、グラビアアイドルで女優の橋本まなみも、「女優OK」「グラビアOK」「朝の見送りなし」の婚前契約で話題になった。また、籍を入れるカップルだけでなく、事実婚の男女の間でも婚前契約を交わす人が増えているという。  一方で、人気俳優のジョニー・デップとアンバー・ハードは婚前契約を結んでいなかったとされ、離婚の際には配偶者扶養費の支払いをめぐり、激しく対立したといわれている。ただ、婚前契約を結んでいたブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーをめぐっては、財産分与に問題はなかったものの、親権をめぐるバトルが泥沼化している。  いずれにせよ、重要なことはしっかり話し合い、きっちり文書として残しておいたほうがよさそうだ。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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