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「としまえん」8月末に閉園。“地元女子”から惜しむ声「プールだけでも…」

将来的に廃墟遊園地を増やさないためには?

 では、将来的にこのような廃墟遊園地をこれ以上増やさないためには何が必要なのだろうか。 「新アトラクションが次々誕生する『富士急ハイランド』(山梨県富士吉田市)、『ナガシマスパーランド』(三重県桑名市)のようにコストをかけられる遊園地は多くないと思います。重要なのは“テーマ性”と“アイデア性”。『よみうりランド』(東京・稲城市)は、自動車、食品、ファッション、文具と4つのワークショップが集結した“ものづくり”がテーマの『グッジョバ!!』エリアを新設。さらに名物コースターの期間限定イベント『逆走バンデット』など斬新なアイデアで勝負し、経営がV字回復した。これからの遊園地のように『いつ訪れても新しい刺激がある』ことが必要なのでは」  巨大テーマパークの進出でレジャーに対する概念が変化する今、課題は「“遊ぶ場所”には“遊び心”が大切」なようである。 【佐々木 隆氏】 遊園地・テーマパーク専門家。「ALL About」遊園地ガイド。『TVチャンピオン』4代目遊園地王。『るるぶ』などの情報誌やネットで記事を執筆。テレビ・ラジオ出演多数。 【内田 弘氏】 「(株)豊島園」の事業運営部部長。勤務年数40年以上のキャリアを生かし、現在としまえんで開催中の「94年の歴史展」で歴史ガイドを務める。 <取材・文・撮影/櫻井れき 時弘好香> ※週刊SPA!8月25日発売号より
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週刊SPA!9/1号(8/25発売)

表紙の人/ 亀梨和也

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