家事・育児・仕事を1人でやるには、24時間じゃ足りない
1歳2ヶ月の赤ちゃんを育てている典子さん(仮名、30代・女性)は、産後に家事代行サービスを利用するようになりました。

「子育てをしつつもフルタイムで勤務をしていて、夫は他界しており母子家庭なので家事育児の全てを一人でこなさなくてはいけません。限られた時間の中、
いつも離乳食だけはなんとか栄養バランスや食べやすさを考えて作っているんですが、自分の食事はかなり適当。どうにか栄養は摂るけど、味は二の次! もはやエサ同然……」
家のことも後回しになり、育休明けから少しずつ部屋も荒れ始めていたという典子さん。思いきって家事代行サービスを利用したきっかけは、先輩のアドバイスでした。
「24時間という限られた時間のなかで、子どもとの時間を削らずにちゃんとした生活をするためには、家事をアウトソーシングするしかないんじゃない? と、ある先輩に言われて。『そっか、私も使って良いんだ』と思ったんです。まずは家政婦さんに食事作りをお願いしました」
たった2時間の依頼で、半月分の食事を支えてもらった
結果、典子さんの想像以上のものを家政婦さんは作ってくれたそうです。

「依頼した2時間で、私の大好物の肉料理と栄養バランスを配慮した主菜・副菜をたくさん作ってくれました。本当においしくてありがたかったです」
典子さんは、作ってもらった食材を冷凍保存し、2週間ほどかけて食べたそうです。
「作らなくても、食べるものが一品あるだけで、気持ちの余裕が全然違います。栄養のあるものをちゃんと食べることで、気持ちも整いました」
このことに感動した典子さんは、後回しになっていた家の整理も家事代行サービスでお願いすることにしたと言います。
「引っ越しをしてから荷ほどきが面倒で、段ボールを入れっぱなしにしていた“開かずのクローゼット”を、整理収納アドバイザーの女性に整理してもらいました。会話しながらあっという間に整理整頓が進み、たった90分で片付きました」
「いつかやらなきゃ」と頭の片隅に何か月も引っかかっていたタスクが片付いたことで、これまた精神的な余裕につながったそうです。