瀬戸大也選手の不倫、ラブホテル代4600円はセコさのあらわれか
<亀山早苗の不倫時評>
次々と報道される有名人の結婚離婚。その背景にある心理や世相とは? 夫婦関係を長年取材し『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(朝日新聞出版)など著書多数の亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)
瀬戸選手は9月半ば、BMWで女性をピックアップして足立区の休憩4600円のラブホテルへ入り、1時間半後に出てきて女性をおろすと自宅へ。そこからは「クイックターンのように」切り替えが早かったと新潮は報じる。家に入ることもなく国産車に乗り換え、今度は娘たちのお迎えに保育園に向かったのだ。
不倫相手との密会にはBMWで、保育園には国産車でというところに男の見栄が見え隠れして興味深い。その一方で安ホテルへ行っているのは、たった1時間半のために大金をはたきたくなかったということか。そこでの男の見栄は必要ないとなるなら、相手とは慣れ親しんだ関係なのだろう。
ふだんは妻の優佳さんが保育園の送り迎えをしているようだが、この日は仕事が入っていたため夫にお迎えを頼んだようだ。優佳さんは、「家でふたりの子守をしてくれた旦那さんに感謝」とインスタグラムに投稿していた。
これに関しても、「夫にとっても自分の子であることに変わりはないのだから、妻に仕事が入っているならめんどうを見て当然」とSNSではツッコミが入っている。
不倫相手と密会したその直後に、子どもを迎えに行くという行為が気持ち悪いという声も多い。ただ、それこそ切り替えが早い彼のこと、あれはあれ、これはこれと割り切っているのではないだろうか。
現在、日本人の平均初婚年齢は男性31.1歳、女性29.4歳だ(平成28年度厚生労働省「人口動態統計」による)。瀬戸夫妻は23歳と22歳で結婚している。ふたりとも競泳界でしのぎを削ってきたトップアスリート。10代のころも一般人のように繁華街へ遊びに行ったりしたことはあまりないのではないだろうか。初めての恋愛が結婚に結びついたのかもしれない。
結婚したばかりのころ、瀬戸選手に夜遊びの目撃証言が相次いでいた。それでも彼は結果を出し続けた。だから叩かれなかった。
ところが今回は不倫である。待ち合わせてホテルに出入りしている写真に撮られたら、言い逃れはできない。本人も報道を認めて謝罪コメントを出し、妻の優佳さんもこれから話し合うと発表した。
瀬戸大也選手の不倫、ダイヤの乱れと揶揄されて
2016年のリオ五輪で銅メダルを獲得、昨年の世界選手権では2冠を達成し、水泳界のエースとして名高い瀬戸大也選手(せと だいや 26歳)の不倫が発覚した。今度は新潮砲である(『週刊新潮』9月24日発売号)。 プライベートでは2017年に飛び込み選手の馬淵優佳さん(現在25歳)と結婚。2018年6月に長女、今年3月に次女が誕生している。馬淵さんは競泳界を引退、アスリートフードマイスターの資格をとって瀬戸選手の食事に心を砕いていた。 そんな妻とかわいい娘がいながらの不倫に世間がざわついている。
密会にはBMW、保育園には国産車で

写真はイメージです(以下同じ)
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