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持病があることを受け入れてくれた彼が「何かヘン…」その違和感の正体

持病の話は彼のウソだった!

若い女性 考える 悩む そんな違和感が決定的なものに変わったのは、付き合ってから1年半がたったある日。 「付き合って1年も経つと、障害の話をあまりしなくなったのですが、私は結婚も考えていたから、彼の病気がもし再発したときにどんなサポートができるか考えたくて、改めて病気について詳しく聞いておこうと思いました」 「ねえ、友くんの病気って、どんな病名だったの?」そうかなさんが尋ねると、友広さんは笑いながら「え?なんの話?僕は病気なんてしたことないよ」と言った後、マズイという顔に……。その表情を見たかなさんは、病気の話が嘘だったのだと悟りました。 「月日が経って、彼は自分が作り上げた設定を忘れていたみたい。なんで、そんな嘘をついたのかと尋ねても、何も答えてくれませんでした」

「持病を打ち明けること」が怖くなり…

 心を踏みにじられたと感じたかなさんはデートを中断し、帰宅。すると、その日以降、友広さんから一切連絡がこなくなり、LINEもブロックされました。 「結局、彼は何がしたかったのか、いまだに分かりません。どうして、私に話を合わせたのか、そして残酷な嘘をついたのか……。ちゃんと知りたいです」  そうは言いながらも、かなさんは友広さんのことを早く忘れたいとも思っています。 「こんな自分でも結婚できるかもしれないと、甘い夢を見せてくれた大切な人でした。だからこそ、彼の嘘は痛かった。もう二度と関わりたくないです」  この恋愛以降、かなさんは人を信じることや持病を打ち明けることが、これまで以上に怖くなってしまったそう。  友広さんと付き合った2年という月日を取り戻すことはできませんが、本当に身体のことを理解しようとしてくれる温かい人との出会いにより、心の傷が少しでも治ることを祈りたいものです。 <取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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