猫の難病FIPで旅立った、もずくくん。一緒に過ごせた2か月は宝物
うちの子になってくれて、ありがとう
息子みたいな存在でもあり、病気と闘い抜いた、強くて偉大な家族――。失った愛猫をそう称えるかおちさんは天国に向け、こんなメッセージを贈ります。
「もずくは風邪をひいて、お店でのデビューが遅い子でした。私たちと会わなければ、ペットショップで最期を迎えていたかもしれない。そう考えると、短い間でしたが、うちの子として暮らしてくれて良かったと思います。うちの子になってくれてありがとうと言いたい」
また、かおちさんはもずくくんの死を通して、動物病院での定期検診の大切さを痛感したそう。
「病名を宣告されたときは目に見える症状がなかったので1か月間、生きることができたのかもしれません。お腹が膨らんでから亡くなるまでは、2週間くらいでした。なので、症状が現れてから病院に行くと、病気と向き合う時間(余命)がすごく短くなる場合もあると思いました。FIPはどの猫にも起こりうる可能性がある病気ですし、他の病気を早期発見するためにも定期検診は大事です」
新しくやってきた、ほたてくん
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291



