41歳とは思えないルックスの保持はもちろん、凜とした生き方まで示してくれる“美の教授(プロフェッサー)”それが、三宅健さんではないでしょうか。
そんな彼のエピソードのなかで、私が特に感嘆したものはこれです。
三宅さんは「滝沢歌舞伎2018」の公演中、出演者が使用する下駄箱付近に「
ジャニーズJr.のみなさま、ただいま楽屋にてラジオの収録中ですが、あいさつに来られる方はご自由にどうぞ。by三宅健」という直筆のメッセージを貼っておき、いつもは来ないのに、“うまみがある”(ラジオに出られるかもしれない)からやってきた後輩をあぶり出したというもの。
「やっぱりすべてのことはあいさつから始まりますから。あいさつができないっていうの、由々しき問題です」との思いから試みたそうですが、何もなくてもあいさつを欠かさないジュニアもいれば、そうでない子もいたとのこと。
外面だけよかったり、損得勘定だけで動く浅はかさは、いずれ大きな失敗につながりかねません。人との軋轢を恐れて、ことなかれでいく人も多いなか、憎まれ役を買ってでも“
礼節の大切さ”を教えてくれた三宅さんは、本当にすばらしい先輩だと思います。
昨今、多くの先輩たちが卒業し、さみしく思う方も少なくないでしょう。それはもちろん残念ですが、ジャニーズには素敵な先輩たちがたくさんいます。これからは、ますます先輩のパワーと導きがきわだつはず。それを受けた後輩たちも、より魅力的に育つのではないでしょうか。
どんな未来が待っているのか? アクスタを眺めつつ、楽しみにしたいと思います。
<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>
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