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持病の激しい痛みを癒すのは、運命的に出会った2匹の猫ささみ&せせり

自分を責めながらも、2匹を愛し続ける

「2匹を離すことは考えられなかった」とひまりさん

「2匹を離すことは考えられなかった」とひまりさん

 この一件を受け、ひまりさんはささみくんに定期健診やワクチン接種しかしていなかったことも気になり、猫エイズと白血病の検査を行うことに。すると、結果は白血病陽性。 「感染源はおそらくお母さん猫。せせりは購入前にワクチン済みで、購入後にもワクチンをしているので、もしかしたらかかっていない可能性もありますが、グルーミングし合っているので、恐らくかかっていると思います。引き取ったときに健康診断だけでなく、血液検査をしていれば防げたことなので本当に申し訳ない」
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2匹は今でも相思相愛

自身と愛猫の病気と闘う覚悟を決めた

 自分を責めつつも、2匹の愛猫への愛を募らせるひまりさんは自身の病気と闘いながら、愛猫の病気とも闘う覚悟を決めました。 「できる治療があるなら惜しむつもりはないし、ささみもせせりもとにかく幸せにしてあげたい。天寿をまっとうでき、うちの子で良かったと思ってもらえるように頑張ります」  自分の非と向き合い、お店側の非を責めようと考えていないひまりさんの想いを知ると、「命に責任を持つことの意味」を改めて考えさせられます。家族になったペットが病気であることが分かったら、どんな選択をしていけばいいか――。  命の取捨選択ができてしまう私たちは周りの情報を鵜呑みにしすぎず、そんな問いを自分に投げかけながら小さな家族を迎えていく必要があるのかもしれません。 <文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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